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ニュース515+plus(RKKラジオ)

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著者: RKKラジオ
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このコンテンツについて

エンタメ・教育・ITの専門家が気になる話題を徹底解説!!


第1金曜日・・・映画解説・研究者 上妻祥浩さん

第2金曜日・・・ライブ配信ディレクター 斉場俊之さん

第3金曜日・・・熊本市立出水南中学校 校長 田中慎一朗さん

第4・5金曜日・・・元RKKアナウンサー 宮脇利充さん


◆WEB https://rkk.jp/515news/

◆メール 515@rkk.jp


★地上波ではRKKラジオ(熊本)FM91.4 AM1197で、毎週金曜日 午後5時15分から放送中。是非生放送でもお聴きください。

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政治・政府
エピソード
  • 子どもには「失敗する権利」がある ― 成長発達を支える大人のまなざし ―
    2025/05/16

    🔶「成長発達権」


    ――あまり聞きなれない言葉かもしれませんが、これは子どもが健やかに、そして段階的に人として育っていく権利のこと。児童福祉法や子どもの権利条約にも明記されており、すべての子どもが持つ“当たり前の権利”です。

    しかし近年、その「当たり前」が揺らいでいるのではないか――そんな懸念を語るのが、熊本市立出水南中学校校長の田中慎一朗さんです。


    🔶一発退場の風潮に思うこと

    「最近、“子どもが失敗したら終わり”という風潮が強まっている気がします」

    SNSやネットニュースの炎上。学校名の特定、電話攻撃――。

    たとえ子どもであっても、ミスや失敗があると“一発アウト”のように糾弾され、居場所を失ってしまう。


    「もちろん命に関わる重大事件は別です。しかし、そうなる前にもっと小さな“やらかし”があったはずなんです。その段階で何かできたのではないかと、胸が痛むことがあります」


    🔶報道のあり方、そして「許さない社会」

    ネットだけでなく、メディア報道のあり方にも疑問を感じると田中先生は続けます。

    「報道の目的が“問題提起”であるなら、そこには子どもたちの未来への視点が必要です。でも今は、事件を“エンタメ”のように取り上げているケースもあります」


    たとえば小学校でのトラブル報道で、現場に“こわもての人”が聞き込みに来る演出。

    「スタジオでは笑いが起きていましたが、子どもにとっては恐怖でしかない」

    報じること自体の是非に加え、どう伝えるか、どう見せるかも、今問われているのかもしれません。


    🔶小さなもめごとを、大人が奪っていないか?

    人間関係にすれ違いや衝突はつきもの。

    子ども同士だって、言い合いやケンカを経験しながら、関係性の築き方を学んでいくものです。


    「でも最近は、“もめごとを起こした子”が、即教室から排除されるケースもあります」


    確かに被害を受けた子を守るのは当然ですが、加害側の子の内面や背景にも向き合い、再出発を支える機会をつくることが、学校や社会の役割ではないでしょうか。

    「最初は本当に小さなすれ違いだったのに、大人が過剰に介入して、“人と関わるな”というメッセージに変わってしまう。それが積み重なって、やがて“誰でもよかった”という悲しい言葉につながることもあるんです」


    🔶許さない社会から、「許しを学べる社会」へ

    「失敗をしてしまった子どもに“やり直せる機会”をきちんと設ける。それが教育の原点です」

    指導は必要です。叱ることも、時には必要です。でもそれは“断罪”ではないはず。


    「きちんと向き合わせる、理解させる、そして受け止める。それが大人の責任であり、社会の責任だと思っています」


    🔶地域とともに、子どもを育てる喜びを

    そんな中、田中先生がうれしかった出来事を最後に語ってくれました。

    昨年の体育大会、近隣のショッピングセンター「ゆめタウン浜線」の駐車場を多くの保護者が無断使用し、迷惑をかけてしまったことがありました。

    今年もクレームを覚悟していたところ、施設側からはこう言われたそうです。

    「ここの場所を使ってもらって大丈夫ですよ。子どもたちのためですから」

    「この言葉に本当に救われた気がしました。地域とともに子どもを育てるという当たり前のことを、もう一度思い出させてもらった出来事でした」


    🔶子どもたちは、失敗しながら成長する

    「子どもは失敗するものです。それを“人として当然のこと”として、大人がどう支えるかが問われています」

    社会全体で、子どもたちの“育つ権利”を守る。

    「3ストライクまで待つ社会でありたいですね」と、田中先生は静かに語ってくださいました。


    お話:田中慎一朗さん(熊本市立出水南中学校 校長)/聞き手:江上浩子

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    12 分
  • 物価高のいま、「携帯料金」見直してみませんか?― 斉場俊之さんの通信費アドバイス ―
    2025/05/09

    毎週金曜日は週替わりのゲストコメンテーターをお迎えしています。今日は第2金曜日、ライブ配信ディレクターの斉場俊之さんにお越しいただきました。


    🔶物価が上がる中、携帯料金も?


    斉場さん:「本当に最近、何もかもが値上がりしていますよね。そんな中で見過ごせないのが、携帯電話料金の“新料金プラン”です。実は、ドコモとKDDI(au)が6月からプラン変更を行います」


    江上さん:「えっ、携帯料金まで上がっちゃうんですか?」

    斉場さん:「そうなんです。ただし“値上げ”というよりも“新料金プランへ移行”という形で、既存プランより数百円から千円ほど上がる内容になっています。家族分まとめて契約されている方には、特に影響大ですよね」


    🔶値上げだけじゃない!各社の“付加価値”


    各社とも、ただ値上げするわけではありません。


    両社共通で・・・


    • ポイント(dポイント、Ponta)サービスの強化

    • 電気・インターネットとのセット割引

    といった、まとめるほどお得になるサービス連携も。



    🔶「まとめるか」「分けるか」の判断基準は?


    「まとめた方がいいのは確かにメリットがあるけれど、それが自分に合っているとは限りません。生活スタイルに合った見直しが必要です」

    ポイント還元、光回線、電気、ネット通販…すべてを一社にまとめられるなら、まとめてOK。

    ただし、「他の会社の電気プランが安いのに無理してドコモで統一してしまうと、かえって高くつくケースもあります」



    🔶携帯料金を見直す3つのポイント


    携帯料金を見直すときは、この3点を確認しましょう!


    ① パケット(データ)通信量


    • 動画を外で見る人は通信量がかさむ=高いプランが必要。

    • 自宅Wi-Fi中心で、動画もあまり見ない人は「1GB以下」というケースも少なくない。

    「自分の使っているギガ数を、半年分確認してみましょう。意外と使っていないこともあります」


    ② 通話時間


    • 今はLINEなどで済ませる人が多いため、「通話定額は不要」という人も。

    • 月々数百円の差でも、1年で数千円の節約になります。

    ③ 不要な“付加サービス”に注意


    • 「機種代を安くしますからこのオプション入ってください」という“初期設定のまま”になっている人は要注意!

    • 「1年後に解約できますよ」と言われたまま解約し忘れている人が多い。

    「私の親戚も、見直しただけで月3,000円も安くなりました。年間だと約36,000円です」


    🔶自分の通信環境を“運転”できていますか?


    「携帯料金のプランは、非常に複雑に作られています。だからこそ、“よくわからないからお任せ”ではなく、自分で見て判断する意識が大切です」


    • 使わないサービスは削る。

    • 必要な分だけ払う。

    • ポイントもできるだけ一社に集中させる。

    「通信費を見直すことが、生活防衛に直結します」


    🔶最後にひと言


    「お財布を守るのは自分自身。料金明細を見るクセをつけるだけでも大きく変わりますよ!」



    お話はライブ配信ディレクターの斉場俊之さんでした。
    みなさん、良い週末を。


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    13 分
  • ゴールデンウィークに観たい注目作がずらり― 上妻祥浩さんの映画解説 ―
    2025/05/02
    ― 上妻祥浩さんの映画解説 ―こんにちは、RKKの江上浩子です。毎週金曜日は、週替わりでゲストコメンテーターをお迎えしています。今日は第1金曜日ということで、映画解説研究者の上妻祥浩さんにお越しいただきました。年齢と美をめぐるホラー🔶『サブスタンス』(5月16日公開)👉 公式サイトはこちら → https://gaga.ne.jp/substance/主演はデミ・ムーア。我々世代には『ゴースト/ニューヨークの幻』でおなじみの名女優です。「年齢とともに女優としての仕事が減ったことに悩む主人公が、若さを取り戻す“謎の薬”を手に入れ、もう1人の若い自分が現れる――というストーリーです」次第にその“もう1人の自分”が暴走を始め、物語はグロテスクな方向へ。しかしその裏には、外見至上主義(ルッキズム)や年齢差別への鋭い批評が込められています。「監督も女性で、デミ・ムーアとともに“美の呪縛”に一石を投じる気迫を感じる作品です」歌が家族をつなぐ感動作🔶『父と僕の終わらない歌』(5月23日公開)👉 公式サイトはこちら → https://chichiboku.jp/認知症の父と息子の絆を描く実話に基づいた作品。父を演じるのは寺尾聰さん、息子役には松坂桃李さん。「歌うことで記憶がよみがえる。実際にYouTube動画からレコードデビューまで果たした80代男性の実話をもとにしています」母親役には松坂慶子さん。重いテーマながら、作品全体には明るさがあり、横須賀の美しい風景とともに、希望が描かれます。家族で楽しめる冒険ファンタジー🔶『パディントン:消えた黄金郷の秘密』(5月9日公開)👉 公式サイトはこちら → https://paddington-movie.jp/おなじみ、くまの“パディントン”がロンドンからペルーへ里帰り。吹き替えは松坂桃李さんが続投です。「ちなみに、ウクライナ版第1作の吹き替えを担当したのは俳優時代のゼレンスキー大統領。ちょっとした豆知識ですね」冒険のスリルあり、ユーモアあり。アントニオ・バンデラス演じる敵役も登場し、まさにゴールデンウィークにぴったりの一本です。超絶アクション再び!🔶『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』(5月23日公開)』👉 公式サイトはこちら → https://missionimpossible.jp/トム・クルーズが帰ってきた!本人がスタントを務める姿はもはやジャッキー・チェンさながら。「今作では上空2400mからのジャンプ、プロペラ機上でのアクションなど、想像を超える場面が盛りだくさん。興奮必至です」日本でも海外でも注目度MAXの大作、劇場の大スクリーンでの鑑賞が断然おすすめです。今すぐ観られる話題作🔶『異端者の家』(上映中)👉 公式サイトはこちら → https://happinet-phantom.com/heretic/じわじわと迫る不穏な空気。心理描写の緻密さが光る異色ホラーです。「一言で“ホラー”とは片付けられない奥行きがある作品。観終わった後に深く考えさせられます」🔵最後にひと言「ぜひ映画館で、作品が持つ力を体感してみてください。どのジャンルにも、今の私たちに響く何かが込められています」映画解説研究者の上妻祥浩さんにお話を伺いました。ゴールデンウィークのお出かけ先に、映画館という選択肢も、いかがでしょうか。(聞き手:江上浩子)#サブスタンス #父と僕の終わらない歌 #パディントン #ミッションインポッシブル #ファイナルレコニング #異端者の家📻【ニュース515+plus】エンタメ・教育・ITの専門家が気になる話題を徹底解説!毎週金曜 午後5時15分~ RKKラジオ(FM91.4 / AM1197)で放送中!🎙第1金曜日…映画解説研究者・上妻祥浩さん🎙第2金曜日…ライブ配信ディレクター・斉場俊之さん🎙第3金曜日…熊本市立出水南中学校 校長・田中慎一朗さん🎙第4金曜日…元RKKアナウンサー・宮脇利充さん📧 メール:515@rkk.jp🌐 WEB:https://rkk.jp/515news/
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