• 第190回『Season4-ep.11 Tingatinga, an art style from Tanzania, is so cute!(「タンザニア発祥のアートスタイル、ティンガティンガが可愛い」)』
    2025/08/14
    第190回『Season4-ep.11 Tingatinga, an art style from Tanzania, is so cute!(「タンザニア発祥のアートスタイル、ティンガティンガが可愛い」)』というテーマで語っていきます。【ハイライト】・アフリカ発・ティンガティンガがかわいすぎる!・ティンガティンガの独特な世界観を語る・まだ見たことがない人は一度チェック下さい!・可愛らしさと力強さが共存するティンガティンガ・ティンガティンガとジャンガジャンガの関係性(笑)・田中とティンガティンガの出逢いについて・ティンガティンガという名前の由来を語る・田中が絵画を見る時の視点や意識している事・田中のルーブル美術館での作品の好みについてタンザニア発祥のカラフルで愛らしいアートティンガティンガは、タンザニアで生まれた色鮮やかな絵画スタイル。赤・青・緑・黄色など原色を大胆に使い、象・ライオン・キリンなどの動物やアフリカの自然、人々の暮らしをデフォルメして描くのが特徴です。丸みのあるフォルムと大きな目、独特の模様が温かみとユーモアを感じさせます。もともとは看板用ペンキで描かれたため、表面に光沢があり、力強さと可愛らしさが同居しています。日本で広まったきっかけ日本でティンガティンガが知られるようになったのは2000年代以降。2008年のアフリカ開発会議(TICAD4)に伴う文化紹介イベントや、NHK教育テレビの子ども向け番組『ティンガティンガ・テイルズ』の放送が大きな契機となりました。また、現地を訪れた画家やNGOスタッフ、旅行者が作品を持ち帰り、展示・販売活動を行ったことも普及の一因です。現在では全国でアート展が開かれ、雑貨店やオンラインショップでも目にする機会が増えています。出会いと惹かれた理由田中が初めてティンガティンガを見たのは大学時代、アフリカ文化イベントの展示会場でした。ヨーロッパの印象派絵画に慣れていた中で、動物を主体とした原色の大胆な色使いに衝撃を受け、強く印象に残りました。最近では京都のアフリカ雑貨店で大量の作品と再会。壁一面のカラフルな動物画から放たれるエネルギーに圧倒され、そのパワフルさと可愛らしさの共存に改めて魅了されました。アート鑑賞の楽しみ方と好みの違いアートの魅力は、技術的な理解だけでなく、直感的な「好き」という感覚にあります。ティンガティンガのようにビビッドで生命力を感じる作品もあれば、印象派のように穏やかでやさしい色調の作品もあります。人によって惹かれる絵は異なり、実際に多様な作品に触れることで自分の好みを発見できます。地域や文化によって異なる作風に出会うことは、アート鑑賞の醍醐味のひとつです。創始者の名前を冠したアート「ティンガティンガ」という名前は、創始者エドワード・サイリディ・ティンガティンガ氏に由来します。個人の創作スタイルが地域の文化となり、世界中で愛されるまでに広まった好例です。アートはその土地の歴史や人々の暮らしを映す鏡でもあり、作品を通して異文化への理解を深められます。~お知らせ~私たちイッポラボ合同会社は、子供たちの第一歩や一歩一歩の成長を後押し出来る商品やサービスを提供しています。『国際協力キャリアコーチ 田中大一の世界を舞台に働こう』は、アジアやアフリカの10カ国以上で、学校建設や教育支援に関わってきた「国際協力キャリアコーチ」の田中が、国際協力に関するお話のほか、海外で働くことの楽しさ、英語学習のお悩みなどにお答えする番組です。将来は海外で働いてみたい、開発途上国の発展に貢献したい、そう願う高校生、大学生、社会人の方々に向けて発信するポッドキャストです。田村ディレクターと時より掛け合いながら番組を配信していきます!メインパーソナリティー:田中大一 (イッポラボ合同会社代表)鳥取県生まれ。大阪教育大学教育学部卒業後、東京外国語大学大学院に進学し、国際協力専攻を修了。日本の政府開発援助(ODA)プロジェクトのマネジメント業務に就き、東南アジア、中央アメリカ、アフリカの国々に小学校などの教育施設を建設する案件を担当した後、インテリア家具の商品開発、...
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  • 第189回『Season4-ep.10 One of my English students, a senior in high school, passed the Eiken test! (「英語指導をしていた高校3年生が、英検に合格しました!」)』
    2025/08/07
    第189回『Season4-ep.10 One of my English students, a senior in high school, passed the Eiken test! (「英語指導をしていた高校3年生が、英検に合格しました!」)』というテーマで語っていきます。【ハイライト】・英語を6年指導してきた高校生が英検合格した話・コツコツ積み上げる事で大きな実を結ぶんだ!・英検受験は英語学習のモチベーションにもなる!・田中の今後の英検受験に向けての勉強教材・取らざるを得ない環境に身を置く事の重要性・リスニング試験は一発勝負だからこそ難しい?・男子ってリスニングが苦手なのか論・学生の時に英語面接を経験する重要性・英語とフランス語の二刀流を目指す!?高校生がオンライン英語学習で英検合格中学1年生からオンラインで英語を学び続けた高校生が、目標としていた英検に見事合格しました。英検(実用英語技能検定)は、日本で広く認知されている英語試験で、「読む・聞く・書く・話す」の4技能をバランスよく測れるのが特徴。級は5級から1級まであり、特に2級以上は就職や進学にも有利に働きます。合格という明確な目標が学習のモチベーションを高め、達成感は今後の自信にもつながります。英検の価値と一生残る資格英検の魅力は、一度取得すれば生涯有効であること。高校時代に2級や準1級を取得すれば、社会人になっても履歴書に記載でき、英語力の証明として活用できます。TOEICやIELTSのように有効期限がある試験とは異なり、「高校時代に取っておけばよかった」という社会人の声も多く聞かれます。学生時代の語彙力や学習時間を生かせる今こそ、挑戦する価値があります。講師自身も受験を決意合格した高校生に刺激を受け、講師自身も準1級取得を目指して勉強をスタート。単語帳を購入し、苦手なリスニング強化にも取り組んでいます。英検準1級は高い英語運用力が求められる難関ですが、「教える側としても挑戦する姿勢を見せたい」との思いが背中を押しています。英検面接の経験がもたらす成長番組内での会話では、英検面接の緊張感や貴重な経験についても触れられました。中学生の時に外国人面接官と英語でやり取りする経験は、語学力だけでなく度胸や対応力を鍛える絶好の機会。質問が聞き取れない時の対応や、自分の意見を即座に英語で伝えるスキルも求められます。語学資格はモチベーションの源語学資格は、単なるスキル証明にとどまらず、日々の学習意欲を維持する大きなモチベーションになります。学生はもちろん、社会人でも挑戦する価値があります。「一生残る英語資格を手に入れたい」という思いは、学習の継続力を高め、キャリアの幅を広げます。~お知らせ~私たちイッポラボ合同会社は、子供たちの第一歩や一歩一歩の成長を後押し出来る商品やサービスを提供しています。『国際協力キャリアコーチ 田中大一の世界を舞台に働こう』は、アジアやアフリカの10カ国以上で、学校建設や教育支援に関わってきた「国際協力キャリアコーチ」の田中が、国際協力に関するお話のほか、海外で働くことの楽しさ、英語学習のお悩みなどにお答えする番組です。将来は海外で働いてみたい、開発途上国の発展に貢献したい、そう願う高校生、大学生、社会人の方々に向けて発信するポッドキャストです。田村ディレクターと時より掛け合いながら番組を配信していきます!メインパーソナリティー:田中大一 (イッポラボ合同会社代表)鳥取県生まれ。大阪教育大学教育学部卒業後、東京外国語大学大学院に進学し、国際協力専攻を修了。日本の政府開発援助(ODA)プロジェクトのマネジメント業務に就き、東南アジア、中央アメリカ、アフリカの国々に小学校などの教育施設を建設する案件を担当した後、インテリア家具の商品開発、大手広告代理店の営業を経て、2018年にイッポラボ合同会社を創業。鳥取県を拠点に、木製玩具を中心とした子どもの成長に役立つ商品作りや運動スクール運営等の「教育関連事業」や、発展途上国の子どもたちの学習能力が向上するよう、子どもたちに学習道具を提供する「国際協力活動」の二つの軸で事業に取り組む。番組プロデュース:...
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  • 第188回『Season4-ep.9 I Visited a Korean Convenience Store – The Differences from Japan Were Fascinating! (「韓国のコンビニに行ってみたら、日本との違いが面白すぎた」)』
    2025/07/31
    第188回『Season4-ep.9 I Visited a Korean Convenience Store – The Differences from Japan Were Fascinating! (「韓国のコンビニに行ってみたら、日本との違いが面白すぎた」)』というテーマで語っていきます。【ハイライト】・韓国のコンビニに行ってびっくりした事・日本のコンビニと違う韓国コンビニのラインナップ・日本と韓国での接客の違いを語る・新大久保の韓国居酒屋で現地コンビニを経験した話・嫌な事があっても俯瞰して見る事の重要性・義理と人情は日本の文化なのか論・店員への過度な期待は日本独自の文化?韓国コンビニで感じた「商品構成」の意外な違い日本では、コンビニといえばおにぎりやサンドイッチなどの軽食が豊富で、同じ種類の商品が複数並び、24時間いつでも安定して購入できるのが当たり前です。ところが、韓国のコンビニ(CUやセブンイレブン)では軽食の種類が少なく、パンも種類ごとに1つずつしか置かれていませんでした。一方で、カップ麺コーナーは非常に充実しており、その場でお湯を注ぎ、イートインで食べられる店舗も多いのが特徴です。また、コスメやスマホアクセサリーの販売など、ドラッグストア的な要素も併せ持つなど、日本とは異なる品揃えに驚きがありました。接客スタイルのカルチャーショック田中が夜22時ごろ訪れたCUでは、オーナー夫婦らしき店員が大きな声で会話しており、商品の扱いもやや雑。事前情報として「韓国のコンビニでは接客にあまり期待しない方がいい」と聞いてはいたものの、実際に体験すると印象は強烈でした。もちろん、親切に話しかけてくれる店員もいますが、日本のような丁寧で安定した接客文化とは違いがあり、国ごとの価値観の違いを感じた瞬間でした。田村Dも「日本では店員の丁寧さを当たり前と思っている」と共感。韓国の接客スタイルは、日本人にとって驚きやギャップを感じる要素の一つです。文化の背景と商売観の違いこの接客の差は、国民性や商売の捉え方にも関係していそうです。日本では、お客との関係や人情を重視する文化が根付き、個人経営の八百屋や商店でも丁寧なやり取りが行われます。一方、韓国のコンビニはフランチャイズ経営が多く、看板やブランド力に依存する分、接客を過度に重視しない傾向もあるようです。市場やローカルな商店ではフランクなやり取りも多く見られ、同じ韓国でも業態によって接客スタイルが大きく異なる点は興味深いところです。海外日常体験がくれる「気づき」海外旅行というと観光地巡りが中心になりがちですが、現地のコンビニや市場を訪れることで、その国の暮らしや文化を肌で感じることができます。韓国のコンビニでの一件は、日本の「当たり前」が他国では通用しないこと、そしてそれが異文化体験の面白さであることを実感させてくれました。「店員はこう接してくれるはず」という期待値を一度リセットし、文化や商習慣の違いをそのまま受け入れることで、海外経験はより深く豊かなものになります。~お知らせ~私たちイッポラボ合同会社は、子供たちの第一歩や一歩一歩の成長を後押し出来る商品やサービスを提供しています。『国際協力キャリアコーチ 田中大一の世界を舞台に働こう』は、アジアやアフリカの10カ国以上で、学校建設や教育支援に関わってきた「国際協力キャリアコーチ」の田中が、国際協力に関するお話のほか、海外で働くことの楽しさ、英語学習のお悩みなどにお答えする番組です。将来は海外で働いてみたい、開発途上国の発展に貢献したい、そう願う高校生、大学生、社会人の方々に向けて発信するポッドキャストです。田村ディレクターと時より掛け合いながら番組を配信していきます!メインパーソナリティー:田中大一 (イッポラボ合同会社代表)鳥取県生まれ。大阪教育大学教育学部卒業後、東京外国語大学大学院に進学し、国際協力専攻を修了。日本の政府開発援助(ODA)プロジェクトのマネジメント業務に就き、東南アジア、中央アメリカ、アフリカの国々に小学校などの教育施設を建設する案件を担当した後、インテリア家具の商品開発、大手広告代理店の営業を経て、2018年に...
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  • 第187回『Season4-ep.8 Moments when I felt grateful to be Japanese — and moments when I felt a sense of discomfort (「“日本人でよかった”と感じた瞬間、“違和感を覚えた”瞬間」)』
    2025/07/24
    第187回『Season4-ep.8 Moments when I felt grateful to be Japanese — and moments when I felt a sense of discomfort (「“日本人でよかった”と感じた瞬間、“違和感を覚えた”瞬間」)』というテーマで語っていきます。【ハイライト】・海外で「日本人でよかった」「違和感あるな」と思う瞬間を語る・海外での経験は自分のルーツを深く考えるチャンスだ!・日本企業の製品の質が本当に良いんだと感じた瞬間を語る・「日本人って英語話せないけど、君は話せるんだね」と言われて火が付いた経験・日本の偉人の英語力はどれほどだったのか?・日本が海外で活躍できた一番の理由は何かを語る・「自分なりの日本人像」を持つことが大事論・日本でのイレギュラーな事象に対する包容力や耐性を語る・日本人だからこその「らしさ」を残していこう!・誇りと違和感、どちらも大事な学びになる!海外で誇らしく思えた「日本人であること」今回のテーマは「日本人でよかったと感じた瞬間、逆に違和感を覚えた瞬間」。田中が話したのは、インドのブッダガヤを訪れた際のエピソードです。そこにある約25メートルもの大仏は、日本の宗教団体がかつて建立したもの。現地のインド人にとっても大切な信仰のシンボルとなっており、田中が「日本から来ました」と答えると、皆が握手や写真撮影を求めてくるほどでした。また田村Dも、中国製品が壊れやすいと言われる場面で、日本製品は丈夫だと現地の人から褒められた経験があるそうです。さらにインドでは、トヨタやスズキの車が「壊れにくい」「ステータスになる」と高い評価を受けており、日本が築いてきた信頼が現地の生活にしっかり根付いていることを感じたといいます。それでも感じた、日本人であるがゆえの悔しさや壁一方で、日本人であることで悔しい思いをした経験も語られました。田村Dがヨーロッパから来た旅行者と一緒に飲んでいた時、日本人は英語が下手だからそんなに頑張らなくていいよと軽く言われたそうです。一生懸命英語でコミュニケーションを取ろうとしていた中で、その言葉にはショックと悔しさを覚え、それをきっかけに「もっと英語を勉強しよう」と火がついたとも語っています。田中も「確かに日本人の英語力はまだ隣国と比べると高くはない」と認めつつ、それでも過去多くの日本人が海外で活躍してきた歴史があることを振り返りました。営業や工場勤務などさまざまな分野で、日本人が英語力に頼り切らず、誠実さや信頼で勝負してきたからこそ築かれた地位もあったのかもしれない、と。日本人らしさを残しつつ、もっとオープンにまた話題は「日本人らしさと国際性のバランス」にも。田中は、同じ日本人でも英語が極めて流暢だったり、海外育ちでネイティブ並みの人に対して、国内では微妙な距離を置かれる空気があると感じているといいます。もっとオープンに、日本人同士で褒め合い認め合えたら、さらに多様な場で日本人が活躍しやすくなるのではないかと考えを語りました。また田村Dは「海外に出ても日本人らしい美徳は大事にしたい」と強調。例えば日本の「いらっしゃいませ文化」のような、丁寧すぎるくらいのホスピタリティや気遣いは世界でも珍しく、日本人として誇るべきヒューマンな感性だと話します。~お知らせ~私たちイッポラボ合同会社は、子供たちの第一歩や一歩一歩の成長を後押し出来る商品やサービスを提供しています。『国際協力キャリアコーチ 田中大一の世界を舞台に働こう』は、アジアやアフリカの10カ国以上で、学校建設や教育支援に関わってきた「国際協力キャリアコーチ」の田中が、国際協力に関するお話のほか、海外で働くことの楽しさ、英語学習のお悩みなどにお答えする番組です。将来は海外で働いてみたい、開発途上国の発展に貢献したい、そう願う高校生、大学生、社会人の方々に向けて発信するポッドキャストです。田村ディレクターと時より掛け合いながら番組を配信していきます!メインパーソナリティー:田中大一 (イッポラボ合同会社代表)鳥取県生まれ。大阪教育大学教育学部卒業後、東京外国語大学大学院に進学し、...
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  • 第186回『Season4-ep.7 "Key Points to Consider When Working in Non-English-Speaking Countries" (「“英語圏以外”で働くときに意識したいこと」)』
    2025/07/17
    第186回『Season4-ep.7 "Key Points to Consider When Working in Non-English-Speaking Countries" (「“英語圏以外”で働くときに意識したいこと」)』というテーマで語っていきます。【ハイライト】・英語圏じゃなくても海外で働けるのか?・現地の言葉を少し話すだけで、距離がぐっと縮まる!・生きている人間とのコミュニケーションは大事だ!・田村が海外勤務していた国とは?・田村の言葉が通じない国での過ごし方を語る・ボディランゲージの重要性を語る・うまい言語能力より恥ずかしがらない事が最重要だ!・フランスへ行ったらBonne journée!現地語を覚えよう!・田中の言葉が通じない国での過ごし方を語る・「通じる」と「繋がる」は別物論英語だけじゃ足りない?国際協力の現場で気づいた大切なこと今回のテーマは「英語圏以外で働くときに意識したいこと」。国際協力キャリアコーチ田中が、ネパールをはじめとする国際協力の現場で体感してきたリアルな気づきを語りました。国際協力や海外勤務といえばまず思い浮かぶのは英語。しかし実際に田中が最初に担当したネパールでは、現地スタッフ2人のうち1人は流暢な英語に加えて日本語まで堪能で、仕事自体は英語だけでも十分進められる環境でした。それでも田中が大事にしたのは、英語だけに頼らず、ネパール語の簡単な挨拶やメールで使える言葉を覚え、少しずつ使っていくこと。テクノロジーが発達し翻訳ツールが当たり前になった今だからこそ、人の口から直接伝えるコミュニケーションの力を痛感したと言います。この「ちょっとした現地語」が、相手への敬意や歩み寄る気持ちとして確実に伝わる――それが国際協力の現場で学んだ大きな学びでした。ボディランゲージと笑顔が突破口!南アジアでの働き方から学ぶここからは田村Dを迎え、より具体的な経験談へ。田村Dは大学生の頃バングラデシュで働き、社会人ではパキスタンやインドを中心に南アジアでビジネス経験を積んだ人です。現地では英語がある程度通じるものの、完全にローカルの人たちとのコミュニケーションではやはり通じない場面も多く、頼りになったのは「ボディランゲージ」と「笑顔」。例えば相手がキャプテン翼の話題を振ってきたら、実際にシュートのポーズをして見せる。そうしたやり取りから自然に心の距離が縮まっていったと言います。また、英語が話せなくてもジェスチャーと日本語で堂々と伝えに行くことで、相手も理解しようとしてくれる。インドのプログラムに参加した人たちの中には「全く英語ができないけどジェスチャーだけでインド人と笑顔で会話した」という人もいたそうで、言葉の完璧さより「伝えようとする姿勢」が何より大切だと感じさせられるエピソードでした。一言の現地語がもたらす大きな変化──フランスで感じた「良い一日を」の魔法さらに田中が紹介したのは、今年3月にフランスを訪れた時の話。プログラム参加者に「bonne journée(良い一日を)」というフランス語のフレーズを教え、スーパーやレストランでぜひ使ってみてほしいと伝えました。最初は戸惑いながらも実際に「bonne journée」と店員に声をかけた参加者は、フランス人から温かい笑顔と「良い一日を!」の返事をもらい、たった一言でも大きな達成感と喜びを感じたそうです。こうした経験は「ただ英語で済ませる」だけでは得られない特別な瞬間。お金を払って商品を受け取るだけの無機質なやり取りに、人間的な温度が加わることで、国や文化を超えた小さな信頼が生まれます。「英語は確かに便利なツール。でも通じることと“繋がる”ことは別物」という田中の言葉通り、一言の現地語や小さな勇気ある声掛けが、その国の人との心の距離を大きく縮めてくれるのです。~お知らせ~私たちイッポラボ合同会社は、子供たちの第一歩や一歩一歩の成長を後押し出来る商品やサービスを提供しています。『国際協力キャリアコーチ 田中大一の世界を舞台に働こう』は、アジアやアフリカの10カ国以上で、学校建設や教育支援に関わってきた「国際協力キャリアコーチ」の田中が、国際協力に関するお話のほか、海外で働くことの...
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  • 第185回『Season4-ep.6 What kind of people are suited for going abroad? Common traits I’ve noticed from those around me (「“海外に向いてる人”ってどんな人?私の周りを見て感じた共通点」)』
    2025/07/10
    第185回『Season4-ep.6 What kind of people are suited for going abroad? Common traits I’ve noticed from those around me (「“海外に向いてる人”ってどんな人?私の周りを見て感じた共通点」)』というテーマで語っていきます。【ハイライト】・「海外に向いてる人」ってどんな人かを語る・変化を楽しめて、意思表示ができ、心にゆとりがある人になろう!・スキルより大事なのは「物の見方」だ!・自分が海外向きだと思った経験を語る・マレーシアのホームステイで自分自身が変わっていった経験を語る・日本での遠慮習慣は海外では通じない論・田中が海外では意思表示が大事だと思ったエピソード・「苦手なものは苦手」と海外でははっきり言おう!・自分のささいな期待水準を少しでも満たせれば良いじゃん!・田中が先日フランスで買い物していた時のエピソードを語る・心のゆとりを作るなら発展途上国へ行け!!・まずは身近な変化から楽しんでみよう!海外に向いている人の3つの特徴とは?今回のテーマは「海外に向いている人ってどんな人?」。国際協力キャリアコーチ田中が、アジアやアフリカの教育支援現場などで出会ってきた人たちを振り返り、感じた共通点を3つにまとめて紹介しました。1つ目は「変化や違いを楽しめる人」。食文化やマナー、時間感覚など日本とは違うことを、戸惑いより面白がれる姿勢を持っている人です。2つ目は「自分の意思をきちんと示せる人」。イエス・ノーをはっきり伝えられる度胸や勇気が必要で、遠慮すると自分のやりたいことが実現できない場面が海外では特に多いからです。そして3つ目は「心にゆとりがある人」。電車が時間通りに来ない、レジが進まない、小さなトラブルが多発する中で「これがこの地域のやり方なんだ」と受け止め、むやみにストレスを抱え込まない柔軟さが必要です。実体験からわかる意思表示の大切さ対談に参加した田村Dも、これら3つに大きく共感。子どもの頃から転勤族で、引っ越し先での新しい人間関係や文化に慣れていたことが、変化を楽しむ感覚につながっていると語ります。また18歳の時に初めてマレーシアでホームステイを体験。最初は「何でもいい」と遠慮してしまい、結果的に辛い料理ばかりが続くという失敗談も。海外では、意思表示をしないと「この人はそれで満足している」と受け止められ、実はやりたくないことまで進んでしまう。だからこそ、どんな些細なことでもきちんと伝える重要性を痛感したそうです。田中もネパール出張で似た経験がありました。現地スタッフとの食事の場で「何でもいいです」と言った結果、水牛料理ばかりが出てきてしまい、苦手なのに食べざるを得なかったと苦笑い。小さな場面でも「嫌なものは嫌、やりたいことはやりたい」と表明することが、海外では生きやすさに直結するのだと、二人のエピソードからもよくわかります。心にゆとりを持つなら、あえて発展途上国へ?もう一つのキーワード「心のゆとり」についても対談は深まりました。田村Dはバックパッカーとして東南アジアや南アジア、中央アジアを旅した経験を持ちます。初めは宿泊先の環境や治安が気になり不安でしたが、次第に「シャワーが出ればOK」「部屋がそこそこなら十分」と、自分の基準を下げることで楽しめるようになったそうです。田中はフランスに行った際、スーパーのレジがとにかく進まないことに苛立つ現地の人々を見て「先進国ではむしろ心にゆとりが持ちづらい」と感じたそう。逆にアジアやインドでは「待つのが当たり前」で誰もイライラしていない。その環境に身を置くことで、自分も自然と気楽になれたと言います。つまり、心にゆとりを持つ訓練として、あえて発展途上国を旅してみるのも一つの方法。何もかもが計画通りにいかないからこそ、自分の期待値を下げて「これだけクリアできたら上出来」と思えるマインドが養われます。~お知らせ~私たちイッポラボ合同会社は、子供たちの第一歩や一歩一歩の成長を後押し出来る商品やサービスを提供しています。『国際協力キャリアコーチ 田中大一の世界を舞台に働こう』は、アジアやアフリカの10カ...
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  • 第184回『Season4-ep.5 What I want to say to parents who wish to raise globally minded children (「“海外志向の子ども”を育てたい親に伝えたいこと」)』
    2025/07/03
    第184回『Season4-ep.5 What I want to say to parents who wish to raise globally minded children (「“海外志向の子ども”を育てたい親に伝えたいこと」)』というテーマで語っていきます。【ハイライト】・「海外志向の子ども」を育てたい親へのメッセージ・英語教育よりも大切なのは「自分で選ぶ経験」?・田中の高校時代の韓国への修学旅行経験について・海外で活躍する若者に共通する力とは?・「海外って面白い」が原動力になる!・自分の子供に「海外行きたい」って言われたらどうする?・田村Dが海外に興味を持ったきっかけとは?・英語勉強をきっかけに海外に興味を持った嬉しさ・田中が中学・高校で英語を好きになったきっかけ・人との出会いはやっぱり大事だ!・子供と一緒に旅行して旅の記録を付けたい!・小さい時に海外旅行へ行く事の重要性子どもに「海外で活躍してほしい」と願う親が増えている国際協力キャリアコーチ田中大一は、アジアやアフリカでの教育支援を通じて多くの若者と関わってきました。最近では「子どもには世界を見てほしい」「海外で活躍できるように育ってほしい」という保護者の声をよく耳にします。しかし、海外志向を育てるとは単に英語を習わせることではありません。大切なのは、子ども自身が心から海外に興味を持ち、「自分の意思」で世界に飛び出してみたいと思うこと。そのきっかけをどう作るかが親の大きな役割です。海外に挑戦する子に共通する「自分で考え選ぶ経験」田中が見てきた、実際に海外へ飛び出していく若者には共通点があります。それは、親や先生に答えを与えられるよりも「自分で考え、選ぶ経験」を積んでいること。そして何より、新しいことに出会い、体験することを心から楽しんでいるという点です。田中自身、高校の修学旅行で初めて韓国へ行った際、日本の外には面白い世界があると気づき、その後は大学時代に友人に誘われカンボジアやベトナムへ。そこから英語を使って現地の人と話す楽しさにハマり、何度も自分から海外へ飛び出すようになったそうです。親が与えたいのは「海外への好奇心に火をつける場」子どもに海外志向を持ってほしいなら、まずは短期でもいいので海外に行かせてみることが大切です。田中は「可能なら一度でも多く、一カ国でも多く、異なる国を経験させてあげてほしい」と語ります。実際に海外を訪れ、文化や暮らしに触れれば自然と興味が湧き、子ども自身がもっと知りたいと自ら学び始めるからです。そしてその後の英語学習や歴史、文化への関心は、すべて本人が主体的に進める形になっていくのです。親子で「一緒に海外を楽しむ」経験を対談では、ディレクター田村の体験談も紹介されました。田村は中学1年の英語授業をきっかけに英語が好きになり、やがて海外に関心を持つようになったそうです。一方で田中は、両親はほとんど海外経験がなかったものの、自分で興味を持ち始めてから海外の魅力にどんどん惹かれていったと話します。大切なのは「親が一緒に海外を楽しむこと」。小さな子どもでも連れて行き、現地で写真を撮り、思い出を記録するだけで、将来見返した時に特別な体験となります。海外の人に子どもが可愛がられる体験も、心に強く残るはずです。~お知らせ~私たちイッポラボ合同会社は、子供たちの第一歩や一歩一歩の成長を後押し出来る商品やサービスを提供しています。『国際協力キャリアコーチ 田中大一の世界を舞台に働こう』は、アジアやアフリカの10カ国以上で、学校建設や教育支援に関わってきた「国際協力キャリアコーチ」の田中が、国際協力に関するお話のほか、海外で働くことの楽しさ、英語学習のお悩みなどにお答えする番組です。将来は海外で働いてみたい、開発途上国の発展に貢献したい、そう願う高校生、大学生、社会人の方々に向けて発信するポッドキャストです。田村ディレクターと時より掛け合いながら番組を配信していきます!メインパーソナリティー:田中大一 (イッポラボ合同会社代表)鳥取県生まれ。大阪教育大学教育学部卒業後、東京外国語大学大学院に進学し、国際協力専攻を修了。日本...
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  • 第183回『Season4-ep.4 What Does JICA Actually Do? Real Insights from a Current Staff Member” (「“JICAってどんな仕事?”現役職員と話して見えてきたリアルな現場」)』
    2025/06/26
    第183回『Season4-ep.4 What Does JICA Actually Do? Real Insights from a Current Staff Member” (「“JICAってどんな仕事?”現役職員と話して見えてきたリアルな現場」)』というテーマで語っていきます。【ハイライト】・JICAって実際何をしているの?・現役職員の方に話を聞いて見えた事・国際協力で大事な事は「共に考え、歩む」姿勢だ!・本当に意味ある協力とは「何かを問い続ける事」だ!・JICA=青年海外協力隊?というイメージを語る・鳥取にもJICA事務所はあります!・国際協力機関は色々な強みを持っている人の集合体だ!・自分で仕事を取っていく事の重要性・国際協力にも色々な支援の形がある話・自分の強みを生かせる場所はどこかに必ずあるんだ!・難しく考えず、まずは話を聞いてみよう!JICAの役割は「支援する」ではなく「共に考え、伴走する」こと「JICA(国際協力機構)」という言葉は耳にしたことがあっても、その具体的な仕事内容については知られていないことが多いのではないでしょうか。田中大一は、東南アジアで農業支援に携わる現役JICA職員との対話から、「支援する」のではなく、「現地と共に考え、伴走する」姿勢に深い感銘を受けたと語ります。JICAの職員は、現地のニーズを丁寧にヒアリングし、その声をもとに支援の形を模索。場合によっては“引く姿勢”も選択し、押しつけにならない支援を実践しています。国際協力に関わる上で、「現地の主体性を尊重する」ことの大切さが、改めて浮き彫りになった瞬間でした。JICAの規模と多様な人材――あなたの専門性も活かせるかもしれないJICAは常勤職員だけで約2000名を擁し、世界約150の地域で活動する独立行政法人です。しかし、その実態はもっと広く、契約職員、専門家、ボランティア、現地スタッフなどを含めると関係者は数万人規模にのぼります。田村陽太が語るように、「JICA=文系や語学に強い人」というイメージを持たれがちですが、実際には理系や技術系、経営、行政など、多様なバックグラウンドの人々が集まって成り立っている組織です。自分には関係ないと思っている人こそ、「実は合う分野があるかもしれない」という視点でJICAを見直すことが、新しい可能性を開く第一歩になるのです。“敷居が高そう”と感じても、まずは一歩を踏み出してみることJICAには全国各地に事務所があり、実は非常に身近な存在です。しかし、情報を詳しく知らなければ「難しそう」「自分には無理かも」と感じてしまうこともあります。現職員の方も「関心を持ったらまず扉を叩いてほしい」と話しているように、JICAの公募は職種が細分化されているため、何かしらの形で関われる可能性があるのです。田村も、「まずは話を聞いてみる」「相談しながら応募書類を作ってみる」くらいの気軽さでチャレンジしていい、と感じたといいます。完璧でなくても、自分の強みを活かせる形がきっとある――そんな思いが伝わってきます。民間×国際協力のかたち――“経営”の専門性で支援する現地連携の仕事国際協力というと教育支援や保健分野を想像しがちですが、実はビジネスの視点で関わる人もいます。田中が紹介したのは、JICAの専門家としてミャンマーやパキスタンで、日本企業の進出を現地政府と調整する仕事をしていた方の話。彼はMBAを持つビジネスの専門家であり、「経済活動の支援も国際協力の一部」だと語ります。現地経済が成長することで雇用が生まれ、教育や医療への投資ができる環境が整っていく。このように、専門性を活かして間接的に地域社会を支える働き方も、国際協力の立派なかたちなのです。国際協力は“特別な人の世界”じゃない――あなたの関わり方を探そう「国際協力は一部のすごい人の世界」という思い込みが、自分には無理だと感じさせてしまうかもしれません。しかし今回の話から見えてきたのは、「支援の現場には、さまざまな形がある」という事実です。海外で直接活動する人だけでなく、日本国内で支える人、調整役として動く人、専門性を活かす人――どの関わり方も等しく価値があるのです。田中と田村は、JICAの公募情報を見て「難しそう」と感じた...
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