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児童文学の父であり、日本のアンデルセンと呼ばれる小川未明。
赤いろうそくと人魚、春さきの古物店ほか49話収録。

赤いろうそくと人魚
子供はばかでなかった
宝石商
煙突と柳
いろいろな花
木と鳥になった姉妹
二人の少年
汽車の中のくまと鶏
春がくる前
本にない知識
おおかみと人
世界でなにを見てきたか
山の上の木と雲の話
小さな赤い花
金の魚
犬と犬と人の話
大きなかに
星の世界から
北の国のはなし
少年の日の悲哀
青いボタン
町のお姫さま
花と少女
河水の話
青い石とメダル
一本の釣りざお
春さきの古物店
犬と人と花
子供と馬の話
つばめと乞食の子
夏とおじいさん
かめの子と人形
金持ちと鶏
こまどりと酒
海へ
気まぐれの人形師
どちらが幸福か
ものぐさじじいの来世
翼の破れたからす
赤い姫と黒い皇子
赤い手袋
海からきた使い
古い桜の木

【小学館の名作文芸朗読】『貧しき人々の群』『伸子』などの代表作で知られる昭和期に活動した作家による随筆。今日、産め、殖やせという標語を受けて優生結婚が言われるとき、結婚を真に生活たらしめていく互いの愛や理解の問題は、省略されている。おびただしいそれぞれの困難な辛苦の間で、二人がどんなに互いの評価と慰めと励ましとで生活を推し進めていったか。

内容紹介

小川未明の童話 全705話を朗読で収録しています。

小川未明の作品は明治～昭和にかけての当時の日本の生活、子ども達の暮らしなどが物語を通して感じることができ、日本の歩みを子どもたちに教えることができます。
そして、小川未明の作品の中には戦時中の背景が描かれているものあります。 今、語り継がれることの少ない戦時中の経験を物語でわかりやすく子どもたちに...

【小学館の名作文芸朗読】左衛門という年老いた人相見が、三河の国の八ツ橋で泉谷という長者の家を訪れた。主の彦右衛門から継橋にまつわる憐れな伝説を聞いた後、菓子皿を持ってきた娘のお蘭の人相に不吉の形を見る。縁で二人だけになると、左衛門は死を覚悟したお蘭に正直に話すよう諭す。

【小学館の名作文芸朗読】探偵小説家の殿村昌一が郷里のS村に帰省中、許嫁の山北鶴子が惨殺される事件が発生する。警察は許婚の大宅幸吉を容疑者として逮捕するが、殿村は友人の国枝予審判事とともに事件を調査する。大宅には絹川雪子という恋人がいたが、家の事情で鶴子との結婚を迫られていた。

【小学館の名作文芸朗読】夫の隆吉が兵隊に行って四年。あとに残った千穂子は、息子二人と共に義父の与平の家に引き取られて暮らす。義母のまつは中風症のため寝たきりで、千穂子は百姓仕事を手伝っていた。肉体の誘惑に負けた千穂子は与平と醜いちぎりを結んでしまい、女の子を産んでしまう。すでに終戦となり復員が始まっている。赤ん坊の貰い手はなかなか決まらない。

【小学館の名作文芸朗読】明治期における女性の社会的立場と自立について説かれた評論。前時代の社会が人の個性を無視し、男女それぞれにあるべき型を押し付けていた状況を批判し、明治維新後の五カ条の御誓文、憲法、教育勅語により、個人の権利と自由が尊重されるようになったと述べる。

【小学館の名作文芸朗読】お父さんの大事にしている植木鉢のゆずが、今年も大きな実を二つ付けた。これを見ると、年雄君はまだ小さかった日を思い出し、悲しくなる。

【小学館の名作文芸朗読】昼休みの時間、四年生の正吉は仲良しの青木と小田と一緒にすずめの巣を見つける。軒端から落ちたらしく、一羽の子すずめが入っていて、親すずめは心配そうに行き来する。

【小学館の名作文芸朗読】貧しい家に育ったお竹は、やがて故郷を離れて働きに出る。最初の家では、底意地の悪い奥さまの皮肉に傷つく。

さびしく、話しをするものもいない北の海。そこに住む人魚は、我が子には自分のような辛い思いはさせたくない、明るく美しい町で育って欲しいと願いました。そして、ある港町に娘を置いてきました。その娘は老夫婦に拾われ、大切に育てられたのですが、ある時、大金に目がくらんだ老夫婦は…。ストーリーのおもしろさ、巧みな表現などと共に、お金に惑わされる人間のもろさ、信じていたものに裏切られた怒り、欲望に負けて人を思いやる心を失ったものが受ける罪等々、考えさせられる作品。早見優さんの語りも圧巻です。

【小学館の名作文芸朗読】とある平和で美しい村。両親のいない孤児として叔母の家で育てられたおしずは、金持ちの家に子守りとして雇われ、四歳になる坊ちゃんのお世話をしていた。

【小学館の名作文芸朗読】北の寒い国では、海や山から珍しい宝石がたくさん取れた。

日本近現代の名作小説や詩を、朗読用に書き下ろされたオリジナルあらすじ台本とBGMや効果音も加味して味わうシリーズ。

さびしい冬の間、人形と一緒に過ごした少女。でも春が近づくと人形は…。童話作家小川未明の短編をNHK出身アナウンサー福井一恵の朗読で。

【小学館の名作文芸朗読】ある田舎に仲のよい兄弟がいた。重い荷を積んだ車を引いていた兄が、旅のおじいさんを乗せてあげると、おじいさんはお礼にどんな病気でも治る良薬をくれる。家で働く弟に話すと、二人はその薬を家宝にする。兄が病気になると、弟はその薬を飲むよう勧めるが、兄はじきに治るからと答える。

日本近現代の名作小説や詩を、朗読用に書き下ろされたオリジナルあらすじ台本で味わうシリーズ。人気・実力を兼ね備える、ベテランから新進気鋭の若手まで、バラエティに富んだ豪華声優陣でお届けします。

児童文学の父であり、日本のアンデルセンと呼ばれる小川未明の童話「月夜と眼鏡」、「飴チョコの天使」ほか52話を朗読で収録しています。



「月夜と眼鏡」

おだやかな、月のいい晩におばあさんは一人で、針仕事をしていました。すると、眼鏡売りがおばあさんの家に来て、眼鏡を売りに来ました。よく見える眼鏡でしたので、おばあさんは喜んで買いました。 その日の随分遅くなった頃に、また訪れる者がいました。なんと、美しい少女が訪ねてきたのです。その少女は指を怪我したので手当をして欲しいと・・・・。



「飴チョコの天使」

飴チョコ工場で製造された飴チョコの箱にはかわいらしい天使が描いてありました。飴チョコさえ食べれればいいので、箱は破られたりどぶに捨てられたりと、その天使達の運命はいろいろでした。工場から出た飴チョコは車に揺られ、汽車に乗り、遠くの田舎へとたどり着きました。飴チョコ工を買いに来た人が現れました。飴チョコ工の運命は?



＜収録作品＞

月夜と眼鏡

【小学館の名作文芸朗読】ある村に「牛女」と呼ばれる大女がいた。女は不具者で男の子が一人いた。不具者の子だし、父親もないから、子供に対する不憫もまして可愛がった。

【小学館の名作文芸朗読】 八歳になる女の子かねちゃんは三毛猫のまりと留守番をしていた。家が貧しいので、父は海へ、母は山へ働きに出掛けていた。ある嵐の日、かねちゃんは一人で両親を待っていた。