『破局』のカバーアート

破局

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破局

著者: 遠野 遥
ナレーター: 加藤 将之
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このコンテンツについて

私を阻むものは、私自身にほかならない――ラグビー、筋トレ、恋とセックス。ふたりの女を行き来する、いびつなキャンパスライフ。28歳の鬼才が放つ、新時代の虚無。

【第163回芥川賞受賞作】
2019年文藝賞でデビューした新鋭による第2作。©2020 Tono Haruka, originally published by KAWADE SHOBO SHINSHA Ltd. Publishers (P)2020 Audible, Inc.
大衆小説 現代文学
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淡々とした日常と淡々としたナレーションにどんどん引き込まれていき、あっという間に聞き終わった印象。
悪く言えば、優しいだけの男である主人公の淡々とした日常を、淡々としたナレーションで綴る物語。
主人公に比べると、底の知れない2人の女性の描き方がなんともミステリアスでぐいぐい引き込まれていく妙な感覚。

ナレーションについては、最初のうちは感情の抑揚があまり感じられない事に違和感を覚えるものの、だんだんと「それが心地よい」と感じるから不思議。
物語に合っている読み方なんだ、と気がついた時には終幕でした。
結構ハマってしまい、もう一回聞きたくなる。

モテる男はツラいね

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登場人物の個性が、脇役に至るまで一人ひとり細かく描写されていて、自然と物語に没入することができました。独特な世界観ですが心理学のケーススタディにも使えそうな一冊だなと思いました

独特な世界観

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主人公は自分の先輩にいたら嫌だけど、いたって普通。最後は運が悪かった。素直過ぎて女に振り回された。
おかしくなったのはあかりのアパートの部屋の例の女のせいかもしれない。

男の考えてることが、ダイレクトに文章になっていて清々しい。女の、悪気はなかったの〜的なと完全犯罪的なずる賢さも、ムカつくが呑み込むしかない。

面白かった。一気に聴きました。

素直な男とずる賢い女たち

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この主人公に似た感じの知人がいたので、不可解だった彼の言動を解き明かすような気持ちで聞きました
淡々と説明される彼の思考回路に聞いていてたまらず吹き出してしまうほど奇妙で面白い瞬間があります
人間として真面目に見えることであるとか、純粋に見えるとはどういう事なのか考えてしまいました
今時の若者にも見えるし非常に古風な男性にも見えるこの主人公は、カミュの異邦人を思わせる幼児性や不器用さを感じさせます

面白い

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漱石を真似て一切の装飾を削ぎ落としたスタイルだということだけどまるでロビットのような主人公の語りだけで終わる。
これを虚無と表現されるのならそうかもしれないけど
全体を通して感ずられるのは無感動な不気味さ。
鬼才といわれればそうなのかなと思われなくもないが好みではなかった。

よく分からない。

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ナレーションと内容がとてもしっくりくる作品でした。ごく普通の優しき青年とその心の揺らぎ、それとは別に無常にすぎる日々と、やはり捉えることはできない相手の心。

感情を持たせたAIのような青年

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几帳面だと自分では考えている男の日常。でもどこかおかしい?ズレてる考えと行動を書きたかったのか。心に何も響くものなし。純文学ってそもそも定義がよく分からない。この著者の次を読んでみたいとは思わない。

何が言いたいのかわからない

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全てが淡々と進み、唐突な破局から破滅へ…それすらも淡々終わる。
ドライな現代文学っぽさのセオリーを淡々とこなした様な作品。

面白いか面白くないかは全体的に散りばめられた歪さを楽しめるか楽しめないかかな?

加藤将之さんの声がいいのでそこはおすすめ。

文学ってこんな感じ?

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純文学は、これで2冊目だが、純文学を読む(聴く)意義は「興味深い主人公への仮想追体験」だなと感じた。

純文学らしい苦味があったが、「コンビニ人間」よりかはカタルシスが少なかった。
それは察しが悪いのか、作品がより自然主義的だからなのか。
けど、全体的に文章は平易で助かった。

この論理的に感情的な主人公がとても魅力的に感じた。

ナレーターは機械的かつ自然で、とても良いけど、2倍速で聴くと切れ目が分かりにくく、場面転換が分かりにくい。
もっと間をおいて欲しい。

純文学

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私は女ですが、正直登場人物の女性陣にあまり感情移入ができませんでした。明らかに男性の中で生きている女性といった感じでリアリティを求めていると期待はずれかもしれません。主人公を一言で例えると現代の森鴎外と言ったところでしょうか。女性は好き嫌いが分かれると思います。

もともとナレーターの方目的で聞いたのでその部分は全く問題なく、聞きやすく素敵なお声でした。

男性は好きなのかもしれません

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