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いつか月夜

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いつか月夜

著者: 寺地 はるな
ナレーター: 千波 みき
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このコンテンツについて

ぼくたちは、夜を歩く

眠れない夜に。不安な夜に。

静かで、藍色で、心細い。でも歩かずにはいられない。

そんな夜に。



「一緒に歩かない?」

会社員の實成は、父を亡くした後、得体のしれない不安(「モヤヤン」と呼んでいる)にとり憑かれるようになった。特に夜に来るそいつを遠ざけるため、とにかくなにも考えずに、ひたすら夜道を歩く。そんなある日、会社の同僚・塩田さんが女性を連れて歩いているのに出くわした。中学生くらいに見えるその連れの女性は、塩田さんの娘ではないという……。やがて、何故か増えてくる「深夜の散歩」メンバー。元カノ・伊吹さん、伊吹さんの住むマンションの管理人・松江さん。皆、それぞれ日常に問題を抱えながら、譲れないもののため、歩き続ける。いつも月夜、ではないけれど。©2024 Haruna Terachi Published in Japan by Kadokawa Haruki Corporation. (P)2024 MEDIA DO Co.,Ltd.
現代文学

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