エピソード

  • EP. 452『@犬山 、其ノ四 - シラカベーゼか茂免(犬山番外編)』
    2025/07/03

    東京から犬山に行くには大抵、名古屋を経由します。名古屋市内には江戸時代の武家屋敷の地割、そして面影が残っている白壁、主税町、そして橦木町という高級住宅街がありますが、そこにあるお屋敷の一つが現在「か茂免」という名前の料亭になっているのです。名庭師、七代目小川治兵衛が手がけたお庭を眺めながら、CHEF1グランプリ日本料理部門でナンバーワンに輝いた猪口真弥料理長が手がけるお料理を頂くのは至福のひとときでした・・・。

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    9 分
  • EP. 449『@犬山 、其ノ一 - くしもの いぬやま』
    2025/06/30

    焼き鳥や串カツ、イカ焼き、おでんなどのいわゆる「串物」、皆さんはお好きですか?お城マニアならご存知の名城「犬山城」がある犬山は現在「串物の町」としてステーキから名古屋コーチン、だし巻き卵などさまざまな串グルメが楽しめるようになってます。城下町を串物を片手に食べ歩きながら散策するなんて素敵ですよね〜!

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    9 分
  • EP. 448『@大津 、其ノ四 - 琵琶湖縦断の夢』
    2025/06/26

    かつて琵琶湖には丸子船と呼ばれる船が縦断して物資を運んでいました。しかしペリーが乗ってきた蒸気船を見て、これを使えば運搬量が大幅に増え、運送時間も短縮出来ると考えた大聖寺藩出身の藩士・石川嶂は明治2年に琵琶湖で最初の蒸気船「一番丸」を就航させます。そんな水運も鉄道網の発達にともなって衰退していってしまいますが、近年、水運は環境負荷の少ない「グリーン物流」として再び注目されつつあります。

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    9 分
  • EP. 447『@大津 、其ノ三 - また逢おうぜの関』
    2025/06/25

    京都と大津の間、ちょうど滋賀県と京都の県境にあたる場所に「逢坂関」というところがあります。百人一首の中で蝉丸がここ逢坂関について謳った短歌がありますが、そこでは逢坂関が京の都から出て行く人も帰ってくる人も皆ここで出逢い、別れていく、いわば人々の喜びと悲しみが繰り返される場所であると謳われています・・・。

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  • EP. 446『@大津 、其ノ二 - 琵琶湖は鏡』
    2025/06/24

    日本の文化に造詣が深かった随筆家の白洲正子さんは琵琶湖の周辺を何度も訪れています。「琵琶湖を一つの鏡と見做すなら、それは単に風景を映すだけの鏡ではない。人の心の奥にある感情や記憶までも映し出す深さをもっている」白洲さんはこんなふうに琵琶湖について書いています。そしてあの紫式部も源氏物語を書く上で琵琶湖に映し出された月が大きなインスピレーションになったと言い伝えられているのです・・・。

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  • EP. 445『@大津 、其ノ一 - 大津、関税どうなった?』
    2025/06/23

    前回お話しした坂本も大津も琵琶湖のほとりの港町として発展してきました。平安時代の頃より日本海側でとれた海産物などの物資は船に積まれて琵琶湖を縦断し、京都まで運ばれて献上されていましたが、その際、坂本や大津は交易の要衝として重要な役割を果たしていました。やがて流通が盛んになってくると関所が設けられて、通行料や倉庫の保管料などを徴収するようになっていきます・・・。

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    9 分