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サマリー
あらすじ・解説
教科書レベルの世界史(通史)が1日5分、ながら聞きで学べます。第48回目はヨーロッパ世界の形成「ゲルマン人1」【オリジナル基本文】⇒【補足解説】の順に進めます。
◇基本文
バルト海沿岸を原住地とするインドヨーロッパ系のゲルマン人は、先住民のケルト人を圧迫する。紀元前後にはライン川から、黒海沿岸にいたる広範な地域に拡大。ローマ帝国とライン川、ドナウ川で接するようになる。
大移動前のゲルマン人については、カエサルの『ガリア戦記』やタキトゥスの『ゲルマニア』に記されている。部族ごとに王や数名の首長が統率し、貴族と平民の成年男子全員が参加する民会が政治の最高機関であった。大移動前にもローマ帝国内に傭兵や官吏(かんり)、コロヌスとしてローマに平和的に移動する者もいた。