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サマリー
あらすじ・解説
クラウド化が遅れている物流業界は、2024年問題による輸送能力不足という課題に直面しています。このような状況下で、アセンドは複雑な業務オペレーションの標準化に挑戦し、Vertical SaaSの立ち上げに取り組んできました。創業者が語る起業の経緯、SaaS開発の苦労、そしてブレイクスルーの瞬間を時系列で追いながら、Vertical SaaS企業としての成長過程を探ります。この事例を通じて、他のVertical SaaS起業家に向けた貴重な教訓と学びを提供していきます。
ハイライト
- 起業までの経歴:コンサルタント・シンクタンクでの経験
- 社会変革を目指してなぜ起業という手段を選んだのか?
- 物流業界の魅力と構造的課題
- SaaSで解決できる問題とその限界
- Vertical SaaSにおける「非合理の理」と成長フェーズに至るまでの苦労の4年間
- ARR成長フェーズへのブレイクスルーポイント
- アセンドの今後の展望:SaaS+αの戦略
- ALL STAR SAAS FUNDとの2年間の協業を振り返って
日下瑞貴 アセンド株式会社 代表取締役社長 1990年北海道江別市生まれ。早稲田大学政治学研究科(政治哲学専攻)修了後、PwCコンサルティング合同会社にてサプライチェーンマネジメント案件に従事。その後野村総合研究所に移り、官公庁や業界団体を中心に、物流業界に関する政策提言・戦略策定プロジェクトに従事。行政と連携しつつ物流改革を進める中で、運送会社不在の中で行政主導の改革に限界があることを認識。運送会社のDXを推進する事で荷主とフェアに取引できる環境を目指しアセンドを創業。3児の父で、趣味はランニングと読書。