エピソード

  • 県「琉球料理伝承人宗匠」に安次富順子さんと松本嘉代子さんを認定
    2025/03/27

    2025年3月27日(木)


    琉球新報の記事から紹介します。
    担当は上地和夫さんです。


    県は24日、「琉球料理伝承人宗匠」に琉球料理保存協会理事長の

    安次富順子さん(81)歳と、副理事長の松本嘉代子さん(85)歳を

    認定しました。


    「宗匠」は、幅広い知識と高度な技術を持つ、伝承人の育成者で

    県が今年度から設置し、初の認定となります。


    県は2017年度から琉球料理の担い手、「琉球料理伝承人」を
    育成する事業を実施しており、

    事業立ち上げ当初から、安次富さんと松本さんは講師を務め、

    普及や啓発活動に中心的役割を担ってきました。

    安次富さんは「琉球料理は世界に類を見ない素晴らしいものだ。

    体力の続く限り、琉球料理の保存、普及に寄与したい」と
    意気込みました。


    松本さんは「現在、伝統的な琉球料理はホテルや専門店、

    居酒屋でしか食べられない。一番大事なのは日常の食事に

    取り入れてもらうことだ。これをチャンスにもう少し頑張りたい」と
    話しました。

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    5 分
  • 県内の住宅着工戸数 木造がRC造を2年ぶりに上回る
    2025/03/26

    2025年3月26日(水)


    琉球新報の記事から紹介します。

    担当は上地和夫さんです。


    りゅうぎん総合研究所がこのほど発表した県内の住宅着工戸数に関する

    調査リポートによりますと、2023年度に着工された一戸建て住宅の

    戸数は木造が1722戸で、2年ぶりに鉄筋コンクリート=RC造の

    1368戸を上回りました。


    木造は19年度に初めてRC造を上回り、以降20年度、21年度で
    RC造を上回っていましたが22年度には再度RC造が逆転していました。


    りゅうぎん総研は木造のうち、大半を占める分譲の価格優位性が

    RC造に対し圧倒的で、若年層の支持を集めていると解説し、

    台風被害などがある県内環境を考慮すると、
    耐久性には「注視が必要」と指摘しました。


    その上で、RC造住宅の減少傾向は生コンや鉄筋といった

    県内の資材関連業者にも波及するとし

    「県経済にマイナスの影響を与える」と分析しました。


    りゅうぎん総研は県外業者による木造分譲住宅販売戸数の
    伸びにも触れ、県内業者によるRC造持ち家住宅のシェアが

    木造住宅に奪われていると解説しました。


    県内住宅市場の展望については「このままRC造住宅の着工戸数が

    減少を続けた場合、県内建設業の景気後退や経済循環率の

    低下といった影響が懸念される」との考えを示しました。

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    6 分
  • 本部町と今帰仁村が県に対し イノシシの 「有害鳥獣捕獲許可」を申請
    2025/03/20

    2025年3月20日(木)


    琉球新報の記事から紹介します。
    担当は上地和夫さんです。


    イノシシを「見かけることはない」とされる本部半島で、農産物の被害や目撃が相次ぎ
    本部町と今帰仁村が県に対して、全域を対象としたイノシシの「有害鳥獣捕獲許可」を

    それぞれ申請し、許可を受けたことが分かりました。


    許可によって、イノシシの狩猟期間外でも捕獲などが可能となり、両町村の役場は
    イノシシの定着を防ぐため、本格的な対策へ乗り出します。


    両自治体ではイノシシの目撃例はこれまで少なかったものの、

    生息域が住宅地に近づいてきているとみられます。

    本部町では、去年秋ごろに浜元地区で確認されたほか、伊野波、並里、伊豆味、 

    大堂などで目撃例が相次いでいるということで、大堂地区に設置したカメラには

    30キロ弱のメスと、3頭の子イノシシも映っていました。


    県道84号より北側で目撃例が多く、町は八重岳周辺への侵入を防ごうと、

    警戒ラインを引いて体制を強化します。

    町の担当者は「繁殖している可能性もある」として、対策を急ぐ考えを示しました。


    また、今帰仁村与那嶺では2月末にサトウキビがイノシシにかじられ、

    2トンから3トンの被害が出ました。
    担当者は「位置情報などを共有して繁殖しないよう対策をとり、

    しっかり抑えていきたい」と話しました。

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    6 分
  • 国頭村の観光施設「アスムイハイクス」リニューアルオープン
    2025/03/19

    2025年3月19日(水)


    琉球新報の記事から紹介します。
    担当は上地和夫さんです。


    観光事業を手掛ける南都が去年12月にリニューアルオープンした

    国頭村の観光施設「アスムイハイクス」は、自然と石を見て楽しむ自由散策の利用から
    音声ガイドで施設のある安須森の歴史や文化なども学べるようになりました。 
    従来は来場者に地図を渡して散策してもらうだけにとどまっていました。

    改修後は来場者全員に安須森の文化や歴史を分かりやすく伝えようと、

    スマートフォンを活用した音声ガイドを園内26カ所で聞きながら森を散策できます。
    散策前には森の植物や歴史などをパネルで知ることができる

    「アスムイゲートウェイ」も新設しました。


    新名称の由来である安須森(アスムイ)は琉球王国の正史「中山世鑑」で

    琉球の創生神アマミキヨが最初に創ったとされる聖地です。

    高橋巧アスムイハイクス事業所長は「ここにしかない本物の自然、歴史、

    文化を守るためにはたくさんの人が来て、知ってもらうことが一番だ」と話し、

    県民などにも来場を呼びかけました。

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  • テニアン市長が県立博物館・美術館に戦前敷設の鉄道レール一部を寄贈
    2025/03/13

    2025年3月13日(木)


    琉球新報の記事から紹介します。

    担当は上地和夫さんです。


    アメリカ領・北マリアナ諸島テニアン島テニアン市の
    エドウィン・アルダン市長が10日、県立博物館・美術館を訪れ、

    戦前、日本の南洋興発が島内に敷設した鉄道レールの一部を寄贈しました。


    市長はテニアンが日本統治下に置かれ、
    戦争で多くの住民が犠牲となった歴史を振り返りながら

    「あの惨禍を二度と繰り返さない責任がある。レールはサトウキビ産業の
    象徴であり、贈呈を通じて私たち共通の遺産をたたえ、先人たちの努力に
    敬意を表したい」と語りました。


    テニアンは戦前、多くの県民が移民として渡り、

    南洋興発が所有するキビ畑の小作人などとして働きました。

    鉄道はキビ畑と製糖工場を結ぶために1928年に建設が始まり、

    30年に完成しましたが44年7月にアメリカ軍が上陸し破壊されました。

    アルダン市長らによりますと、
    レールは今も島内の至る所に残っているということです。


    贈呈式で県立博物館・美術館の里井洋一館長は
    「テニアンと沖縄はともに戦争で深い悲しみを体験している。
    レールは県人の活動を示すものであり、
    鉄道がどのように使われたかなどの研究を進め、

    公開方法を検討したい」と語りました。

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    6 分
  • ジャングリア沖縄開業で道路渋滞 救急搬送の遅れ出る可能性
    2025/03/12

    2025年3月12日(水)


    琉球新報の記事から紹介します。

    担当は上地和夫さんです。

    7月に開業を予定するテーマパーク「ジャングリア沖縄」が所在する
    今帰仁村を管轄する本部町今帰仁村消防組合が、

    救急搬送のおよそ9割で、パーク開業後に渋滞が懸念される

    県道84号と県道72号を利用していることが分かりました。


    両道路は搬送先となる名護市の病院につながるルートで、

    テーマパークへのアクセス道路でもあり渋滞発生の場合、

    救急搬送に遅れが出る可能性があります。


    2023年度の救急搬送件数のうち、

    名護市の北部地区医師会病院と県立北部病院で

    全体の96・8%を占めています。


    現在、組合の救急車は予備を含めて3台で、

    本部消防署と今帰仁分遣所を拠点としており、

    救急搬送の際にはどちらにも向かえる県道84号を使用します。

    今帰仁からの搬送は県道72号を利用し県道84号に合流します。


    いずれも片側1車線で渋滞の場合、通り抜けが難しく、

    搬送後は普通走行のため渋滞に遭うと

    別の搬送事案の対応に支障が出ます。


    知念本部消防署長は、ジャングリアを運営する
    ジャパンエンターテイメントとも連携しながら
    「住民の救急搬送に支障が出ないように協議したい」と話しました。

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    6 分
  • 市内小中学校にうちなーぐちテキスト配布 宜野湾市うちなぁぐち会
    2025/03/07

    2025年3月7日(金)放送回


    担当は赤嶺啓子さんです。


    琉球新報の記事から紹介します。


    宜野湾市うちなぁぐち会がこのほど、

    うちなーぐちテキスト改訂版「はにんすはごろも」を900冊発行し、

    市内の小中学校などに配布しています。


    会員の「うちなーぐちを残したい」という一心が詰まった一冊となっており、

    與儀清子会長は「音読をしっかりすることが一番大切」と活用を呼びかけています。


    テキストは10年前に発行したものの

    全面改訂版でÅ4判、103ページで、

    あいさつ、名前、身体、家族、食事、生活用具、

    気象のほか、日常会話、地名、年中行事、

    黄金言葉、わらべ歌、生物、伝説・民話、

    独特の音・表記法など7章で構成しています。


    うちなーぐちで編集し、諸活動も紹介した重厚な一冊となっています。


    與儀会長は

    「懸命に活動しているが話せる人が

    なかなか増えない」と危機感を吐露し、

    「読んでも楽しめる本になっている。

    うちなーぐちは、うちなーんちゅのアイデンティティーで

    沖縄文化の基層。廃れさせてはいけない。

    親子で身近な言葉を音読で親しむことから始めてほしい」と

    活用に期待を込めています。

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    4 分
  • うるま市 勝連漁協で早摘みモズク収穫スタート
    2025/03/06


    2025年3月6日(木)


    琉球新報の記事から紹介します。
    担当は上地和夫さんです。


    モズク水揚げ量全国一のうるま市勝連漁業協同組合で
    3日、早摘みモズクの収穫がスタートしました。


    例年より少し早めの開始となりましたが、

    漁港には次々と水揚げされたモズクが並び、

    この日は7隻の船でおよそ12トンを水揚げしました。


    早摘みモズクは通常の生モズクと比べて

    ぬめり気が強く、かまずに飲めるほどのどごしが良いのが

    特徴だということです。

    勝連漁協の組合員による去年の全体の収穫量は

    5500トンでしたが、今年は8千トンを目指します。


    生モズクの大量加工を可能にする勝連漁協の

    モズク加工処理施設が昨年2月に完成し、

    現在は加工できる量を増やして製品化までを行っています。


    漁協の玉城(たまき)謙(けん)栄(えい)組合長は

    「このままいけば新しいモズク加工場も

    フル稼働できそうだ」と笑顔で話しました。

    早摘みモズクは、勝連漁協の窓口やホームページ、

    うるま市のうるマルシェと海の駅あやはし館で販売しています。

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    4 分