-
サマリー
あらすじ・解説
日経電子版「マネーのまなび」のPodcastです。アメリカ出身タレントのREINAさんがリスナーと一緒にお金のイロハを学んでいきます。解説は日本経済新聞編集委員の小栗太です。
今回のテーマは「まもなく新NISA1年、制度は根づいたか」です。新NISA(少額投資非課税制度)が今年1月にスタートしてから、もうすぐ1年。金融庁によるとNISAの口座数は6月末時点で約2427万口座です。日本の総人口から考えると、およそ5人に1人がNISAを使っていることになります。一方で、個人投資家の利用実態には気になる点も出てきました。今後この制度とどう付き合えばいいのでしょうか。
この1年を振り返ると、実際に資産運用に取り組んでみて初めて分かる新NISAの課題が浮き彫りになりました。金融庁は「長期・分散・積み立てが基本」と繰り返し訴えていますが、個人の運用先は外国株投信に偏りがちで、知らずに為替リスクや株価下落リスクを取っていた人もたくさんいました。その中で8月初めのような急激な円高・株安が起こって資産価値が一気にしぼむと、怖くなって売ってしまう人が続出。相場が戻った今でも、外国株投信の購入は7月までの約4分の1に急減しています。
番組では、中長期的な視点で資産運用を進めることの大切さを再確認した上で、「怖くなったらいったん投資から離れてもいい」「新NISAは恒久的な制度なので、じっくり勉強しながら気長に取り組む必要がある」と解説しました。
番組後半では、新コーナー「My favorite〜私の推し活」がスタート。誰にでも「この映画や小説、音楽、絵画などを世界で一番愛しているのは自分だ」と、熱く語れる世界があると思います。その魅力をREINAさんやリスナーの皆さんと共有しようという企画です。記念すべき第1回は、小栗がこよなく愛するアメリカの人気SF映画「スター・ウォーズ」。映画から派生したスピンオフ小説のディープな内容を紹介しましたが、REINAさんも効果音を交えて相づちを打つなどノリノリで、大好きな映画の世界を語り合いました。
【日経電子版の関連記事】
■新NISA投資、初心者ほど波乱相場で損失 経験が左右
■NISAってどんな仕組み?メリットは? 基本を知ろう