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サマリー
あらすじ・解説
2024年12月後半から2025年1月前半にかけての星空案内です。
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12月31日が大みそかです。旧暦では一か月の長さが29日か30日であり、30日は三十日、みそか。ここからみそかは月の最後の日を表すようになり、一年最後のみそかが大みそかです。なお、大晦日と書く「晦」の字は「つごもり」、月が欠けていって隠れる、月こもりの意味で、これも月の最後を表す漢字です。
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一年は12か月、星空にも黄道12星座があります。誕生星座は、黄道一周360度を12で等しく分けた黄道12宮で決められ、この起点が春分点。ここから30度分が白羊宮、次が金牛宮、双子宮・・、と続きます。なので最初のおひつじ座生まれは春分の日となる3月21日あたりから始まります。
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明るい4つの惑星がいちどきに見られるようになってきました。日没後には西の空に金星、南西の空に土星、東の空には木星、そしてほどなく火星が昇ってきます。12月下旬頃には火星が昇る時間も早くなってきて、西から東まで4つの惑星をたどることができるようになります。
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星座の世界も夏から冬までを眺め渡せます。西の空に残る夏の大三角、はくちょう座は今の時期、頭を下に向けて飛ぶ格好となり、地平線の上に掲げられた十字架のよう。天頂あたりにはエチオピア王家物語の登場キャラクターが一面に、東の空からはオリオン座をはじめとしてきらびやかな冬の星座が続々昇ります。
2024年が終わります。
いつも変わらぬこの星空が、誰にも安らかに広がりますように。
プラネタリウム一夜語
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