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サマリー
あらすじ・解説
本日ご紹介した論文はこちら
内科医が知っておくべき 耳鼻咽喉科疾患(めまい編:BPPV,PPPD,突発性難聴,メニエール病等)
https://www.jstage.jst.go.jp/article/naika/110/12/110_2567/_pdf/-char/ja
参考)
第82回日本めまい平衡医学会 大会企画シンポジウム2慢性めまいの治療戦略「認知行動療法」
https://researchmap.jp/multidatabases/multidatabase_contents/download/703349/8ab2c7fc0da12059a143334bc7c3c29f/33468?col_no=2&frame_id=1308428
持続性知覚性姿勢誘発めまい患者2例に対する認知行動療法の実践
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jser/82/1/82_16/_pdf
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《AI要約》※誤字はご容赦!
内科医たけお先生が「心身健康ラジオ」で、めまいに関する最新の医学知識を紹介しています。この放送は毎朝5時50分から10分程度配信され、時々ライブ配信で質問に答えることもあります。
今回は内科医が知っておくべきめまい疾患について解説しました。めまいは発症様式から急性、発作性、慢性の3つに分類されます。特に注目すべきは慢性めまいの中で最も多いPPPD(持続性知覚性姿勢誘発めまい)です。
主な疾患として以下が挙げられました:
1. 前庭神経炎:急性めまいの代表的な疾患
2. 突発性難聴:難聴が主症状だが、約40%にめまいを伴う
3. メニエール病:難聴や耳鳴りを伴う発作性めまい
4. BPPV(良性発作性頭位めまい症):特定の頭位変換で誘発される
5. PPPD:慢性めまいで最も多い
PPPDは比較的新しい概念で、長期間続くめまい感を特徴とします。診断には専用の問診票が用いられ、治療には薬物療法(SSRI、SNRI)、認知行動療法、リハビリテーションなど包括的なアプローチが必要です。
たけお先生は、PPPDの診断名をつける必要性については議論の余地があるとしつつも、患者の不安軽減には有用かもしれないと述べています。
めまいの原因となる疾患は多岐にわたるため、症状や発症様式から適切に鑑別することが重要です。また、前庭神経炎後にPPPDへ移行するケースもあるため、経過観察も大切です。
この放送は、最新の医学知識を一般の方にもわかりやすく伝える試みとして、毎回異なるテーマで続けられています。