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サマリー
あらすじ・解説
今回と次回の二回に渡り、早稲田大学政治経済学術院の浅古泰史准教授をゲストに、「理論で紐解く政治と経済の結びつき」をテーマにお届けします。
2024年、ノーベル経済学賞を受賞したダロン・アセモグル教授らの『社会制度が国家の繁栄に与える影響及び制度の形成に関する研究』によって、政治経済学という分野が世界的に大きな注目を集めています。
「政治制度がどのように経済の発展に影響を与えるか」
政治経済学の研究における数理的アプローチの意義と、その応用例として、政治制度、民主化のプロセス、ポピュリズム政治家の行動原理、多選禁止制の影響などをゲーム理論を使って解説。さらに、数理分析を通じて現代社会の課題にアプローチし、制度改革の哲学的背景やその限界についても考察します。
書き起こしは
https://www.waseda.jp/inst/research/news/79203
をご覧ください。
ゲスト:浅古 泰史
1978年生まれ。2001年に慶應義塾大学経済学部を卒業。2003年に一橋大学で修士号(経済学)取得後、2009年にウィスコンシン大学マディソン校でPh.D.(経済学)取得。日本銀行金融研究所エコノミストなどを経て2015年から早稲田大学政治経済学術院の准教授として現職。現在の専門は、政治経済学、数理政治学、および応用ゲーム理論。主著に『政治の数理分析入門』(2016年/木鐸社)や『ゲーム理論で考える政治学』(2018年/有斐閣)、『やさしい経済学:政治のゲーム理論分析』 (2021年/日本経済新聞)、『この社会の「なぜ?」をときあかせ!謎解きゲーム理論 (未来のわたしにタネをまこう) 』(2024年/大和書房)など。
ホスト:城谷 和代
研究戦略センター准教授。専門は研究推進、地球科学・環境科学。 2006年 早稲田大学教育学部理学科地球科学専修卒業、2011年 東京大学大学院理学系研究科地球惑星科学専攻博士課程修了 博士(理学)、2011年 産業技術総合研究所地質調査総合センター研究員、2015年 神戸大学学術研究推進機構学術研究推進室(URA)特命講師、2023年4 月から現職。