
#103 人権から生命権へ ー人間と自然の関係性を問い直すー (2/4)
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このコンテンツについて
先週からお届けしている、人間と自然の関係性についてのお話。
第二回の今週は、「自然を下」に見る人間界が地球を破壊し続けた結果、何が起きているのか、地球が自らの力で回復する限界値「プラネタリーバウンダリー」の話から始めます。
プラネタリーバウンダリーとは、地球の限界値を9つの領域(気候変動、オゾン層破壊、海洋酸性化など)に分けて科学的に分析し、これらが限界値を超えると地球に壊滅的な変化が起き、元の状態に戻れないことを示したもの。ストックホルム・レジリエンス・センターのヨハン・ロックストローム博士たちにより開発された概念です。
2023年時点で、この9項目のうち、すでに6項目の分野が、プラネタリーバウンダリーを超えています。
本来、中立的、理性的にデータを語る科学者たちも、「人類が行なっていることは「生物学的殲滅」である」などと、感情的な言葉で警鐘を鳴らすほど、現状は深刻です。
そのような中、2022年、ローマクラブから、『Earth for All』というレポート(50年前に出版された『成長の限界』の改訂版)が発表されました。本レポートは、プラネタリーバウンダリー内で持続可能な人間社会のパラダイムを追求すべく、「劇的な方向転換」をすべき5つの分野(1.貧困 2.不平等 3.女性のエンパワメント 4.食料 5.エネルギー)を示しています。
小日向は、この状況下で「私たちに何ができるのか」という問いに対し、「私が行動を起こす」ことだと言います。
その時のキーワードは「自分自身の感覚」。
「私」が、「私の感覚」と相談してできることをする。何をするかは、人それぞれ、違っていい。
いずれにしても、そのために、この場が大切である。なぜならば、ピリカの丘牧場では、クライアントが、自分のために、自分の感覚に向き合う時間を設ける。そのことで、各々が、感覚をベースに、勝手に考え始める。
「皆さんがそのように感覚を変える環境を、馬と共につくっています」
小日向はそう締めくくります。
ぜひお聞きください。
出演:小日向素子(株式会社COAS Founder/Owner)
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