
🎸「音楽を進化させる原動力は“過去”だ」 ギターの神様・エリック・クラプトン、80歳。
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🔶~宮脇利充の音楽談義~🔶
こんにちは、RKKの江上浩子です。
毎週金曜日は、週替わりでゲストコメンテーターをお迎えしていますが、今日は第4金曜日。おなじみ、元RKKアナウンサーの宮脇利充さんにお越しいただきました。
「こんにちは。今日はですね、久しぶりに“音楽談義”です。久々にちょっと熱く語りたい音楽の話題がありまして…」
ということで、今回はギターの神様と称されるあの人――エリック・クラプトンについてのトークです!
🔶クラプトン武道館ライブへ!
お聴きいただいているのは、エリック・クラプトンの名曲「Old Love」。
実はこの曲、4月19日土曜日に行われた日本武道館でのライブでも披露された1曲でした。
「クラプトンのライブに行ってきたんですよ」と語る宮脇利充さん。
今回の来日ツアーは、2年ぶり。そしてなんと、武道館で全8公演という特別なものだそうです。
クラプトンの初来日は1974年。以来、日本には24回の来日、武道館では通算110回以上も公演を行っているとのこと。これは外国人アーティストとしては最多の記録です。
「それだけ日本を愛してくれてるってことですよね。今回も素晴らしい夜でした」
🔶静かに、穏やかにステージへ。
開演は夕方5時。場内の照明が落ち、音楽が鳴りやみ、そして…クラプトンが登場。
「颯爽と、ではなくてね、ゆっくりと歩いて、他のミュージシャンに囲まれるようにして出てきたんです」
白のコットンシャツに、ジャケットとパンツ。白髪に眼鏡をかけたその姿に、「晩年の大江健三郎さんを思い出した」という宮脇さん。
「佇まいがもう、ジェントルマンなんですよ。静かで、でもそこにいるだけで“只者じゃない”っていう空気がありましたね」
🔶曲によって見える“神様の現在地”
公演は全16曲、約1時間45分。途中アコースティックセットも挟みながら進みました。
「正直、曲によっては“もうちょっとしっかり押さえて…”と言いたくなるところもあった」と宮脇利充さんは率直に語ります。「でもそれは僕が“全盛期のクラプトン”と比べてしまっているから」。
中でも印象的だったのは「Old Love」と「Crossroads Blues」。
ブルースの巨人ロバート・ジョンソンの名曲でもある後者は、まさにクラプトンの真骨頂ともいえる名演だったそうです。
🔶音楽は「再解釈」で進化する ~読売新聞インタビュー~
そして、クラプトンが読売新聞のインタビューで語っていたことも紹介してくれました。
「音楽を進化させる原動力は“過去”だ。私はいつも過去の音楽に立ち返る。
再解釈することで、新しい音楽が生まれる。それが僕らの責任なんだ」
この言葉に、宮脇さんは深く頷きます。
「小説家も映画監督もそう。過去の作品を読み解き、自分なりに再構築して新しい作品を作っていく。クラプトンもまさに、そういう“再解釈の達人”なんだと思いました」
🔶今も少しはロックンローラーだ
インタビューの最後、記者がこう尋ねたそうです。
「80歳になってもロックミュージシャンでいるとは思っていましたか?」
クラプトンの答え――
「今も少しはロックンローラーだ」
「客席を見渡せば、僕も含めて中高年がほとんど。でもステージに立つ彼が一番輝いていた。本当に、それってすごいことだと思うんです」
次回の音楽談義もどうぞお楽しみに。
お話は、元RKKアナウンサー 宮脇利充さんでした。
(聞き手:江上浩子)