エピソード

  • [2-10]消えゆくライチョウ移植事業の記録!査読付き論文で紡ぐ保護活動の意志[ライチョウ移植事業編]#14
    2025/08/14

    公的文書の保管期限は重要度などにより異なりますが、おおよそ5年といわれています。ライチョウ移植時事業に関する報告書も5年を超えると廃棄されてしまいます。IUCNのガイドラインでも言われていますが、この移植事業の顛末を後世に伝えるためにも、査読付き論文の執筆が不可欠です。

    なぜ査読付き論文が重要かをより詳細に話しています。


    シーズン2で取り上げている長野さんの論文はこちらhttps://www.jstage.jst.go.jp/article/hozen/27/1/27_2031/_pdf/-char/ja


    ◆毎週木曜日配信予定◆

    【おたよりフォーム】番組の感想や要望は以下のおたよりフォーム、またはXで”#絶滅危惧ラジオ”までお願いします!

    https://forms.gle/51PmdHQTKDZUcu2y9


    【講演依頼など】

    お仕事や講演依頼などは以下のアドレスまで

    zetsumetsukigu.radio@gmail.com

    続きを読む 一部表示
    23 分
  • [2-9]STOP!近親交配!遺伝的多様性の重要性[ライチョウ移植事業編]#13
    2025/08/07

    現在中央アルプスのライチョウの個体数は100羽を超えたと言われています。しかし5年後10年後にはもしかすると大きく個体数を減らしてしまうかもしれません。今回は移植するのに適した個体数や放鳥後のモニタリング、特に遺伝子の多様性のモニタリングの重要性について話しています。


    シーズン2で取り上げている長野さんの論文はこちらhttps://www.jstage.jst.go.jp/article/hozen/27/1/27_2031/_pdf/-char/ja


    ◆毎週木曜日配信予定◆

    【おたよりフォーム】番組の感想や要望は以下のおたよりフォーム、またはXで”#絶滅危惧ラジオ”までお願いします!

    https://forms.gle/51PmdHQTKDZUcu2y9


    【講演依頼など】

    お仕事や講演依頼などは以下のアドレスまで

    zetsumetsukigu.radio@gmail.com

    続きを読む 一部表示
    34 分
  • [2-8]移住するなら夫婦でどうぞ!個体属性の重要性[ライチョウ移植事業編]#12
    2025/07/24

    中央アルプスでのライチョウ移植事業はヒナの全滅という失敗から始まりました。今回は主に移植する個体の属性や移植の時期について話しています。また、本編から脱線し托卵や鳥類全般の習性についても話しています。


    シーズン2で取り上げている長野さんの論文はこちらhttps://www.jstage.jst.go.jp/article/hozen/27/1/27_2031/_pdf/-char/ja


    ◆毎週木曜日配信予定◆

    【おたよりフォーム】番組の感想や要望は以下のおたよりフォーム、またはXで”#絶滅危惧ラジオ”までお願いします!

    https://forms.gle/51PmdHQTKDZUcu2y9


    【講演依頼など】

    お仕事や講演依頼などは以下のアドレスまで

    zetsumetsukigu.radio@gmail.com

    続きを読む 一部表示
    28 分
  • [2-7]「専門家の勘」は信じるな。トキの事例に学ぶ科学的アプローチの重要性[ライチョウ移植事業編]#11
    2025/07/17

    中央アルプスでのライチョウ移植事業はヒナの全滅という失敗から始まりました。その悲劇的な結果は、移植“後”の問題ではなく、全ての計画の前提となる移植“前”の杜撰な評価にあったのかもしれません。今回は主に移植先の生息地における事前評価の重要性について話しています。• 0:00 オープニング

    0:43 環境収容力について

    1:44 環境省による中央アルプスでの縄張り調査と実施時期

    3:45 縄張り数による個体数推定と、羽田健造氏の過去調査

    4:44 羽田氏による縄張り直径600m想定の理由

    5:58 環境省報告書における食性調査

    7:06 食性の種類の多さとライチョウ生息の関係

    8:16 環境省の縄張り調査

    10:20 海外研究での縄張り変動について

    12:40 日本のライチョウ移植事業とIUCNガイドラインの不一致

    13:46 生物間相互作用の説明

    14:58 ライチョウ不在による中央アルプス生態系の変化の可能性

    16:11 IUCNガイドラインとトキの再導入事例

    20:17 IUCNガイドラインとライチョウ移植プロトコルの重視点

    23:23 絶滅回避の困難さと海外ガイドライン活用の重要性

    25:32 海外ガイドラインの具体的な注意点と今後の番組予告


    シーズン2で取り上げている長野さんの論文はこちらhttps://www.jstage.jst.go.jp/article/hozen/27/1/27_2031/_pdf/-char/ja


    ◆毎週木曜日配信予定◆

    【おたよりフォーム】番組の感想や要望は以下のおたよりフォーム、またはXで”#絶滅危惧ラジオ”までお願いします!

    https://forms.gle/51PmdHQTKDZUcu2y9


    【講演依頼など】

    お仕事や講演依頼などは以下のアドレスまで

    zetsumetsukigu.radio@gmail.com

    続きを読む 一部表示
    31 分
  • [2-6]不十分な捕食者調査!4台のカメラでわかることとは?[ライチョウ移植事業編]#10
    2025/07/10

    失敗から始まった中央アルプスにおけるライチョウ移植事業。人間活動による捕食者の誘因が、ライチョウ絶滅の原因と考えられているが、捕食者の事前調査は移植直前に行われ、設置されたセンサーカメラはわずか4台でした。

    引き続きライチョウ移植事業の問題点を取り上げています。

    •[0:00]オープニング•[1:00] ライチョウ絶滅の捕食者原因説と事前の捕食者調査の必要性•[2:30] 移植直前の捕食者調査の不十分さ•[7:30] 専門家の印象と科学的データの信頼性の違い•[9:30] 無知の知と不確実性•[10:30] 海外の事例におけるカメラ設置台数の比較•[12:30] 日本のライチョウ事業における捕食者調査の不備•[15:00] IUCNガイドラインと北米ライチョウ移植プロトコル•[16:00] 移植前の適切な評価の重要性•[17:30] 専門家の定義と信頼性への疑問•[18:30] 振り返り•[20:00] 次回エピソードの予告


    シーズン2で取り上げている長野さんの論文はこちらhttps://www.jstage.jst.go.jp/article/hozen/27/1/27_2031/_pdf/-char/ja


    ◆毎週木曜日配信予定◆

    【おたよりフォーム】番組の感想や要望は以下のおたよりフォーム、またはXで”#絶滅危惧ラジオ”までお願いします!

    https://forms.gle/51PmdHQTKDZUcu2y9


    【講演依頼など】

    お仕事や講演依頼などは以下のアドレスまで

    zetsumetsukigu.radio@gmail.com

    続きを読む 一部表示
    20 分
  • [2-5]いよいよ本題!失敗から始まったライチョウ移植事業の実態とは?~私が論文を書いた理由~[ライチョウ移植事業編]#9
    2025/07/03

    ついに中央アルプスにおけるライチョウ移植事業の核心に迫ります。かつてライチョウが生息していたものの、人間活動によって絶滅したとされる中央アルプスでの復活プロジェクト。最初から失敗続きの原因とは何なのか?お手本となる海外の先進事例の存在や長野さんが論文執筆に至った経緯について話しています。


    •0:00 - オープニング•1:06 - 中央アルプスにおけるライチョウ絶滅の背景•4:00 - 飛来メスの発見と移植事業の開始•8:00 - 初期2年間の失敗•11:00 - 疑問視される「ケージ保護」という手法•15:00 - プロジェクト開始前の調査の欠如•16:00 - 日本の自然保護分野の遅れと海外文献•19:00 - まとめと次回予告


    シーズン2で取り上げている長野さんの論文はこちらhttps://www.jstage.jst.go.jp/article/hozen/27/1/27_2031/_pdf/-char/ja


    ◆毎週木曜日配信予定◆

    【おたよりフォーム】番組の感想や要望は以下のおたよりフォーム、またはXで”#絶滅危惧ラジオ”までお願いします!

    https://forms.gle/51PmdHQTKDZUcu2y9


    【講演依頼など】

    お仕事や講演依頼などは以下のアドレスまで

    zetsumetsukigu.radio@gmail.com

    続きを読む 一部表示
    24 分
  • [2-4]火打山のライチョウは減っていない!環境省の調査結果との大きな違い[ライチョウ移植事業編]#8
    2025/06/26

    根拠なき自然保護は日本だけではなく、先進的なはずの海外でも行われており、調査手法の違いによる論争が行われている。調査手法の違いなどから、火打山におけるライチョウの生息個体数が環境省発表の数値と、長野さんの調査結果では大きく異なるなど、調査手法にまつわる話をしました。


    •0:00 - オープニング

    •1:06 - ライチョウの個体数調査における問題提起:生息域の定義と詳細な分布地図の欠如

    •5:10 - 「全数調査(センサス)」の信頼性への疑問と問題点

    •10:37 - 海外の野生生物管理における科学的厳密性の事例と日本の対比

    •17:09 - 日内山での調査結果と環境省発表の矛盾

    •22:04 - 海外(米国モンタナ州)の野生動物専門家体制との比較

    •25:22 - 南アルプスにおけるケージ保護事業とその問題点

    •28:16 - まとめと今後の展望


    シーズン2で取り上げている長野さんの論文はこちらhttps://www.jstage.jst.go.jp/article/hozen/27/1/27_2031/_pdf/-char/ja


    ◆毎週木曜日配信予定◆

    【おたよりフォーム】

    番組の感想や要望は以下のおたよりフォーム、またはXで”#絶滅危惧ラジオ”までお願いします!

    https://forms.gle/51PmdHQTKDZUcu2y9


    【講演依頼など】

    お仕事や講演依頼などは以下のアドレスまで

    zetsumetsukigu.radio@gmail.com

    続きを読む 一部表示
    38 分
  • [2-3]根拠薄弱で突き進むライチョウ保護?誰も知らない本当の個体数[ライチョウ移植事業編]#7
    2025/06/19

    1980年代の約3000羽から、2000年代に1789羽へとライチョウの個体数が減少したことを根拠に、レッドリストのカテゴリーをランクアップしました。しかしその個体数推定には疑問が残ります。その個体数推定の怪しい点などを取り上げました。


    0:00 -オープニング

    0:44 - ライチョウ保護事業の根拠となった個体数減少の背景

    3:33 - 中村氏の調査方法とその問題点

    8:35 - 地域による個体数変動の国際的な知見との乖離

    12:12 - ライチョウ個体数の実態と事業の根拠

    15:06 - 現代の調査方法

    21:04 - 情報公開と報告書の廃棄問題

    24:00 - エピソードのまとめとリスナーへの呼びかけ


    シーズン2で取り上げている長野さんの論文はこちらhttps://www.jstage.jst.go.jp/article/hozen/27/1/27_2031/_pdf/-char/ja


    ◆毎週木曜日配信予定◆

    【おたよりフォーム】

    番組の感想や要望は以下のおたよりフォーム、またはXで”#絶滅危惧ラジオ”までお願いします!

    https://forms.gle/51PmdHQTKDZUcu2y9


    【講演依頼など】

    お仕事や講演依頼などは以下のアドレスまで

    zetsumetsukigu.radio@gmail.com

    続きを読む 一部表示
    33 分