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サマリー
あらすじ・解説
解説は、岡山天文博物館 粟野さん問題にあった「太陽を見るには、太陽メガネを使う」ですが、太陽の光には、いったいどんな成分・要素があるのでしょうか?太陽からは電磁場と呼ばれるいろいろな光の仲間が出ています。目に見える光は、可視光線と呼ばれるが、この光だけではなく、「ガンマ線」「X線」「紫外線」「赤外線」「電波」などが含まれていて地表には、紫外線の一部や可視光線・赤外線の一部が届いています。では、どの光が目にダメージを与えるのか。「紫外線」といえば、日焼け実は、目も日焼けをするのです。目に紫外線を浴びると角膜のダメージにつながり目が充血したり、痛くなることがあります。ひどくなると、白内障につながることもあるので、要注意です。また、紫外線を察知した脳は、防御反応により体内にメラニン色素を生成するため肌の日焼けにもつながることがわかっています。最近は、紫外線と可視光線の境目にある「ブルーライト」もエネルギーが強く目によくないことがわかってきましたね。もう一つは、「赤外線」赤外線といえば、赤外線ヒーターなど暖房器具に使われる光の仲間で身の回りにもありますが、この「赤外線」は、紫外線と比べてあまりエネルギーは強くはありませんが、目や肌の奥深くへ光が届いてしまうため長く浴び続けていると目や体の内部までダメージを与えてしまうことが、わかっています。「紫外線」「赤外線」も目には見えないため目でみて眩しくないけれど、決して安全ではない。ということを覚えておいてください。太陽からは、いろいろな光が届いているので、それぞれの光で観察すると普段見ることができない激しく活動している太陽の姿を見ることもできます。岡山天文博物館にある太陽望遠鏡では、Hα(エイチアルファ)という赤い光だけを通すフィルターを使って観察をしていますがこれで見ると、なんと、太陽からたくさんのガス・プロミネンスが噴き出している様子がみえます。これは、プロミネンスがHα(エイチアルファ)という赤い光をたくさん出しているため、よく見えます。太陽は今、元気いっぱいの活動期に入っています。ぜひ、岡山天文博物館にて本物(太陽望遠鏡)を見に来てください。以上解説は、岡山天文博物館 粟野さんでした。