エピソード

  • #18 21~23品目:飛んでメソポタミア、ラムとパクチーは太古に出会う(ジンギスカン2種とパクチーご飯)
    2025/01/05

    自分で作ったことも、記憶の限りでは食べたこともないはずだけど、どうしてもラムとパクチーは好相性だと私のDNAが言っている。


    作ってみたらやっぱり美味しいし、調べてみたらやっぱり皆んなが作ってた。それこそ太古の昔から。

    DNAが騒ぐものも無理はない。

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    28 分
  • #17 19品目:遠い目で聞くいつかの献立(パクチー入りサラダときのこのソテー)
    2025/01/02

    随分とお久しぶりの更新になりました。

    所用で収録からかなり時間が空いてしまい、編集のために聞き直す。

    インプロ料理はその場の思いつきで作り始めるから、毎回工程も出来上がりも違い、その場限りで消えてゆくから、あの時自分たちで作ったものがまるで初耳、新鮮。


    そうだった、とにかく大量のパクチーだった。

    あと掴めないほどの胴回りのエリンギ。

    そして、ラム。

    一見するとバラバラで、一貫性がないように見える食材は、強過ぎる個性を打ち消さないよう、うまいこと掛け合わせていきたい。


    まずはパクチーとエリンギで、おつまみとサラダを作って一杯やることに。


    …なったらしい。


    初めて知ったくらい新鮮な当時の自分たちの調理音源は、リスナー気分で楽しめました。


    そして、聞き直している今の自分ならきっと違うものを作りたい。

    暑かった頃とは違ってシチューとか…

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    31 分
  • #16 18品目:茹でるだけなんてもったいない。枝豆は蒸して、焼いて、炊いて…
    2024/10/03

    確かに一番簡単だしそれで十分美味しいのが、茹で枝豆。

    でも、もう一工夫するともっと美味しい。


    まずは茹でずに蒸してみて。

    それから、焼いて。

    さらに、炊いて。


    ほうら。新境地。

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    29 分
  • #15 17品目:瓜の多様性と向き合う(冬瓜をスープ煮と味噌炒め、チャンプルーに)
    2024/09/09

    瓜売りが瓜を売りに来る早口言葉くらい、瓜に終始する。

    (子供の頃、祖母が教えてくれた早口言葉、今検索すると昔教わった口上と少し違う…地方特性??)



    冬瓜。

    冬野菜のフリした夏野菜。

    丸のままなら冬まで保存しておけるから、が名前の由来。

    でも、ひとたび包丁を入れたら最後、すぐに食べ切らないといけない、あんなに大きいのに。

    ということで、大きな冬瓜を手を替え品を替え、いろんなお菜にして食べ切る第一弾がこちら。


    定番のスープ煮は良いとして、要は瓜でしょ、瓜っぽく食べればいいんでしょ、と身近な瓜料理に変身させてみたものの。

    瓜にも個性があり、胡瓜にはきゅうりの、南瓜にはカボチャの、美味しい食べ方があるわけで、冬瓜にも当然「こう扱われたい」という特性がありました。

    そんな冬瓜の思いはそっちのけに、出来上がったのは味噌炒め(糸瓜オマージュ)とチャンプルー(苦瓜オマージュ)。

    果たして、冬瓜の多様性は守られるのか。



    ※ところで。

    本編中に「指定野菜」の件りがあり、「指定野菜」と「特定野菜」を言い間違えたまま話が進んでいますが、にがうり(ゴーヤ)は「特定野菜」です、お間違いのなきよう…(指定野菜は野菜界の重鎮、大御所。2026年にブロッコリーが悲願の指定野菜入りを果たそうというのに、よもやゴーヤが指定野菜であるはずがありません…)

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    34 分
  • #14 16品目:焦げを制するものは…(ズッキーニに美味しいもの詰めてみた)
    2024/08/01

    「焦がす」「焦げる」と聞くと、料理が失敗したと思ってしまう人〜?


    食材をより美味しく、良さを引き出そうと思ったら、「できるだけレア」か「できるだけ焦がす」、どちらかしかないんじゃない? 鮮度上等な日本人。前者は得意だけど後者は意外と気付いていないことが多い。 焦げは正義、焦げは友達。正しく焦がせば旨みがやってくる。


    「焦げ」を制することは、塩使いを極めること。 塩は味付けだけじゃない、浸透圧で食材の水分を追い出すこと、それも塩の大切な役目。 水分の多いものには塩がセット。水分がなくなれば、そう。焦げが向こうからやってくる。


    焦げを恐れず、美味しいを引き出し切った詰め物を、珍しいズッキーニに詰めてみた。 聞き返してみたら、ほとんどの時間を塩を振ったり焼いたり、水分抜いて焦がすことに終始してました。


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    35 分
  • #13 15品目:パスタにスプーン、使いますか?(蛤と蕗のスープパスタ)
    2024/07/17

    パスタにスプーン、私はあれば使う派(巻くの下手)。

    おかげで試食時のカトラリー音が半端ない。スプーンとフォークの摩擦音で、話が何も入ってこない。


    蛤のパスタに蕗を合わせてみた回。

    蕗の独自路線を軌道修正しパスタとの共存を試みるには、とことん向き合う必要があるようです。


    そもそもこのパスタも含め、和の食材を苦心して洋に転ばせてみてるのは、カンパーニュを買ってあるから。

    なのにここまでカンパーニュは登場しない。


    カンパーニュが頭をよぎるから、あえてのスープパスタ。カンパーニュを貝の出汁に浸すため…

    すでに満腹に近いなか、念願のカンパーニュは登場すること叶うのか。

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    22 分
  • #12 14品目:モブキャラの逆襲(蕗の下処理と味噌炒め)
    2024/06/21

    途中で作ったトムヤムスープはRECボタンを押し忘れ、

    蕗と同時進行で作っていたカバーアートで蕗より目立つ一品、セリと豚肉、トマトの中華炒めは途中で音源に不具合が生じ、

    なぜか一番地味なモブ(蕗)だけが生き残る。


    モブキャラだって一発逆転、人生何が起こるか本当にわからない。



    蕗の下処理は嫌いじゃない。

    できるだけ長いまま茹で、一気にすぅーっと筋を剥くのはなかなか爽快な作業。

    目の覚めるような色が大変美しく、心まで癒される。

    そんな鮮やかな新緑に下処理できた蕗を、茶色く茶色く辱めた料理がこちらです。

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    26 分
  • #11 13品目:白和えは洋食の夢をみるか(セリと晩柑のクリームチーズ白和え)
    2024/06/08

    白いもので和えたらそれは白和えなのか、 洋食を白和えと呼んでいいのか、 そもそも、和食と洋食の違いとは。

    発端はカンパーニュ。 朝からフランスの田舎パンを買ってきたばかりに、白和えが様変わりしてしまった回。 お持ち込みの食材はどれも和や中華に合うものばかり。 でも、我々にはカンパーニュがあるのです。 焼きたてホカホカのカンパーニュに合わせるべく、セリの白和えを洋食に擬態させていく。

    閃くままに作っていったら、殊の外美味な洋風白和えが完成したものの、あまりの出来に夢中で試食…

    …何か大事なこと、忘れてないですか?

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    29 分