『錦繍』のカバーアート

錦繍

プレビューの再生

Audibleプレミアムプラン30日間無料体験

プレミアムプランを無料で試す
オーディオブック・ポッドキャスト・オリジナル作品など数十万以上の対象作品が聴き放題。
オーディオブックをお得な会員価格で購入できます。
30日間の無料体験後は月額¥1500で自動更新します。いつでも退会できます。

錦繍

著者: 宮本 輝
ナレーター: 吉野 貴大, 沢井 真知
プレミアムプランを無料で試す

30日間の無料体験後は月額¥1500で自動更新します。いつでも退会できます。

¥3,000 で購入

¥3,000 で購入

このコンテンツについて

私はあなたにまさにひと目惚れでした。

愛し合いながらも離婚した二人が、紅葉に染まる蔵王で十年を隔て再会した――。往復書簡がそれぞれの過去と思慕を炙り出す。恋愛小説の金字塔。

会って話したのでは伝えようもない心の傷。14通の手紙が、それを書き尽くした。

「前略 蔵王のダリア園から、ドッコ沼へ登るゴンドラ・リフトの中で、まさかあなたと再会するなんて、本当に想像すら出来ないことでした」運命的な事件ゆえ愛しながらも離婚した二人が、紅葉に染まる蔵王で十年の歳月を隔て再会した。そして、女は男に宛てて一通の手紙を書き綴る――。往復書簡が、それぞれの孤独を生きてきた男女の過去を埋め織りなす、愛と再生のロマン。

©宮本輝/新潮社 (P)2022 Audible, Inc.
大衆小説 文芸小説
すべて表示
最も関連性の高い  
描写が綺麗でした。ナレーションも合っていて良かったです。訳あって別れた元夫婦間でのお手紙のやり取りでした。今とは違う恋愛の形でしたが、どこか懐かしい感じがしました。

静かで熱い大人の恋愛

問題が発生しました。数分後にもう一度お試しください。

初めて宮本輝の作品に触れました。60代半ばの私には落ち着いて読める本でした。良くも悪くも生きているとは、この様に切なさ悲しみもあるのですが、それは幸不幸とは別の事なのだと感じました。私のとしのせいか、主人公の父親が気になりました。

物悲しくもあるような、ある爽やかさ

問題が発生しました。数分後にもう一度お試しください。

書簡体小説、つまり手紙のやり取りによる構成は初めてだったが、とても引き込まれた。また、品がありすっと入ってくる分かり易い文体がとても心地よかった。一気に聴き終えた。

男女関係の一定期間にフォーカスした話だが、生と死、魂、生まれ持った業、宇宙の法則など、隠れた根底にあるテーマはとても深いものがあった。終わった瞬間は、続きが知りたい、もっと聴いていたいとややロス状態となった。読者に程よく余韻を残して終える著者のセンスに天才的なものを感じる。

朗読に男女を起用したのは非常に良かったが、むしろこの作品においては、これしか無かったのかもしれない。二人とも非常に上手かった。オーディブルの中でも屈指の作品に仕上がった。

物語も朗読も秀逸。もっと聴いていたかった・・

問題が発生しました。数分後にもう一度お試しください。

主人公2人が過去ではなく未来に向けてを手紙の中で語り合うに至るまで、、本音で語り合い成長していく様に良いお話だなと思いました。

人との縁を思った。

問題が発生しました。数分後にもう一度お試しください。

数年ぶりに読みましたが、素晴らしい内容でした。自分も年齢を重ねて以前と違う感想を持ち涙がでました。ナレーションのお二人の声がぴったりでせつなかった。また聞きたいです。

素晴らしかった

問題が発生しました。数分後にもう一度お試しください。

何度読んだ事だろう。文庫本の端が折れ曲るほど読んだ作品です。今回、作品欄から見つけて、聞いてみた。やはり心揺さぶるお話しでした。素敵な時間をありがとうございました。

感動、心に響く。

問題が発生しました。数分後にもう一度お試しください。

小説はページ数がさほどでもないが内容は濃くて様々な男女の関係とその思いが表現されて織り込まれている。世の中の恋愛小説はこれだけでいいのではと思ってしまうほど。手紙のやり取りなのでナレーションは聞きやすい。読み手も上手いけど

引き込まれる

問題が発生しました。数分後にもう一度お試しください。

原作を20年以上前に読んだことがあり、とても印象に残っていましたが、改めて音で聞いて、こんなストーリーだったっけ?とすっかりはまってしまいました。落ち着いていながら感情がこもった声優さんの語りに、涙しながら聞きました。みやもとての世界を2倍楽しんだかんじです!

宮本輝の世界を2倍楽しめる

問題が発生しました。数分後にもう一度お試しください。

本を読んだ時よりオーディブルは感動しました。
歳を重ねたせいかもしれませんが。

ナレーターが素晴らしい!

問題が発生しました。数分後にもう一度お試しください。

数十年ぶりにオーディブルで再読。
何度聞いても涙がこみあげてきます。
オーディブルは読み落としていたエピソードに気づけるのが良いですね。新たな作品として楽しめました。

錦繍はやはり凄い作品です。 

若い頃は良さがいまいちわからなかったが、
私自身結婚、子育て、人生経験を経て読むと、亜紀や靖明、令子、脇役達それぞれのキャラクターがとても魅力的に、愛おしく感じます。

前半〜中盤までは過去の事件や憎しみ、苦しい印象てしたが後半からユーモアまじりの手紙になり、お互いの生活にもどっていく。。

亜紀が最後の手紙に記した「さようなら」にグッときました。涙が止まりません。。

靖明が見た哀しい夢。靖明みたいな男は苦手でしたが、令子に乗せられて走り回る姿が良かった。
パワフルで愛情溢れる令子。令子は手紙を読んだ後も嫉妬せず、受け入れる所は誰よりも大人で、すごい戦略家なんじゃないかと恐れ慄きました(笑)
勝沼の息子への愛、関わりはもっと見たかったな。亜紀がもっと夫へ愛情を持てたら、関係が変わっていたかもしれないですね。

あまり好きになれなかったのは亜紀の父かなあ、、父一人娘一人だけど、娘を甘やかしすぎ、口出しすぎという印象です。

亜紀が息子を自立させるという目標ができて、前に進んでいく姿勢がみれてよかった。

清高が書いた「みらい」という文字。今目の前にいる清高は希望そのものだと思う。靖明にとっての令子も。

お互い愛し合いながら別れ、手紙をやりとりし、また別れる。
その後の二人が知りたい。続編はないだろうけど、細く長くつながって友情に似た関係になったら良いのに、、と思いました。

また数年後再読したいです。

改めて凄い作品

問題が発生しました。数分後にもう一度お試しください。

レビューをすべて見る