『誰か―Somebody』のカバーアート

誰か―Somebody

杉村三郎シリーズ1

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誰か―Somebody

著者: 宮部 みゆき
ナレーター: 井上 悟
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このコンテンツについて

菜穂子と結婚する条件として、義父であり財界の要人である今多コンツェルン会長の今多嘉親の命で、コンツェルンの広報室に勤めることになった杉村三郎。その義父の運転手だった梶田信夫が、暴走する自転車に撥ねられて死亡した。葬儀が終わってしばらくしてから、三郎は梶田の娘たちの相談を受ける。

亡き父についての本を書きたいという姉妹の思いにほだされ、一見普通な梶田の人生をたどり始めた彼の前に、意外な情景が広がり始める――。稀代のストーリーテラーが丁寧に紡ぎだした、心揺るがすミステリー。テレビドラマ化でも話題となった人気の杉村三郎シリーズ第一弾。

宮部作品では強烈な「引き」を持つ謎が冒頭に呈示されることが多い。不思議なことに、その謎は成長するのだ。これは話が逆でしょう。通常のミステリーの場合、謎は解明されるにしたがって小さくなっていくものである。どんな魅力を誇っていた謎も、要素に分解され、構造を分析されれば謎とは呼べないものに変わる。

最後に残るのは、きわめて即物的な個人の事情です。しかし宮部作品は違う。いつまで経っても謎の魅力が褪せないのである。なぜならば、物語が進行するにつれて、謎に未知の側面があることがわかり、ますますその神秘性が深まっていくからだ。(杉江松恋「解説」より)

©Miyuki Miyabe (P)2023 Audible, Inc.
ミステリー

誰か―Somebodyに寄せられたリスナーの声

総合評価
  • 4.5 out of 5 stars
  • 星5つ
    257
  • 星4つ
    109
  • 星3つ
    41
  • 星2つ
    20
  • 星1つ
    6
ナレーション
  • 4.5 out of 5 stars
  • 星5つ
    290
  • 星4つ
    92
  • 星3つ
    25
  • 星2つ
    3
  • 星1つ
    5
ストーリー
  • 4.5 out of 5 stars
  • 星5つ
    229
  • 星4つ
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  • 星3つ
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長過ぎる内容

最後まで聞きましたが 描写が長すぎる説明に飽きてしまうことがたびたびあった 主人公のような心の持ち主は普通から見ればそういないので考えにくい設定でした
自転車ではねたあの中学生はどうなったんだろうか その後の描写もない

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ミステリーではなかった

ミステリーだと思って聴いていたら期待外れ。ただの小説だった。何も起こらなかった。

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しみじみと、良い。

ミステリ、ではあるのだが、解くべき謎が何なのか。当初はひき逃げ事故の犯人を探していくのだが、それはある時点で明らかになる。残される謎は、ある人物の過去と、人々の心理にひそんでいる。
語り手の杉村三郎が、のんびりしていて、家族思いの善人。だが意外と観察眼や洞察力がある。巻き込まれ型の探偵という感じで、ユニークな作品となっている。
続編も楽しみ。

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奥の深いミステリー

シリーズの後に出た「ペテロの葬列」を読んで、さかのぼって聴いてみました。最初から杉村シリーズには引き込む魅力に溢れていたとあらためて驚きでした。大変な目に遭いながらも主人公は、勇気を持って謎を解いていきます。そして心を込めて当事者に向き合う姿と義父である会長への忠義といっていいのか恭順なサラリーマンらしさが好感を持てます。是非楽しんで聴いてください。

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悲しかった

物語が進むにつれ、このあとどうなるのかと気になり夢中になりました。善意が相手に届かず、もっとうまくいきそうで、人生うまくいかないのだと思いました。少し悲しくて星一つ下げました。

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誰か

深く感銘しました。人間模様が面白かったです。推理の展開が良かったです。

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良かった

ナレーションが素晴らしかったです。
次作も楽しみです。

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久しぶりの宮部みゆき

何年かぶりの宮部みゆきの本でした。
最後まで結論がわからないので予想ができない展開で面白かったです。

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ストーリーが物足りなかった

宮部さんの作品なので期待を込めて聴いていましたが、最後にえっ?えっ?で終わり、今も頭の中でストーリーを反芻している状態です。

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とても面白かったです

状況が見ているように目の前に現れて、一気に最後まで聴いてしまいました。

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