犬のいたずら
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ナレーター:
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秋共 憬希
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著者:
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夢野 久作
このコンテンツについて
去年の十二月の三十一日の真夜中の事でした。一匹の猪と一匹の犬がある都の寒い寒い風の吹く四辻でヒョッコリと出会いました。
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「ヤア猪さん、もう来たのかね」
と二人は握手しました。
「もうじき来年になるのだが、それまでにはまだ時間があるから、そこらでお別れに御馳走を食べようじゃないか」
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『犬と笛』は、芥川龍之介が1919年(大正8年)に発表した短編小説です。昔、大和の国の葛城山の麓に、大そう笛が上手な髪長彦という若い木樵が住んでいました。ある日のこと、いつもの通り、とある大木の根がたに腰をおろしながら笛を吹いていると、その笛の音に誘われて葛城山の神たちがやって来ます。髪長彦は三人の神から、それぞれ一匹ずつ犬を貰い受けることになります。三匹の犬の名は“嗅げ”“飛べ”“噛め”といいます。髪長彦はこの三匹の犬を連れて、囚われの身となり行方の知れなくなったお姫様を探す旅にでます。(C)青空文庫
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小学校3年生で目が見えなくなってしまったのぞみと、盲導犬「のんのん」の、心あたたまる物語。
お子さまとご一緒に聴いていただきたい、直木賞作家・志茂田景樹さんがご自身の朗読でお届けする話題の作品です。
のぞみは小学校3年生のとき、周りの世界を失いました。
視力を失い、光も色もない世界を生きることになったのです。
白杖をつき、盲学校に通うことになったのぞみは、盲導犬の「のんのん」と出会います。
希望を失いかけていたのぞみの世界は、「のんのん」と一緒に歩くことで、どんどん広がっていきました。
のんのんとのぞみは、いつも一緒でした。のんのんがのぞみの目になってくれたのです。
このオーディオブックでは
直木賞作家の志茂田景樹さんが、少女と盲導犬に起こる出来事をさわやかに描いた作品を
志茂田さんご自身の朗読によってお届けします。
“目の不自由な方や盲導犬について、年若い人にもっと知っていただきたい”
“前途ある目の不自由な人たちに盲導犬が行き渡り、それぞれに自分の世界を拡大してもらいたい”
こうした志茂田さんの想いが込められた、お子さまとご一緒に聴いていただきたい物語です。
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