『不毛地帯 第四巻』のカバーアート

不毛地帯 第四巻

(新潮文庫)

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不毛地帯 第四巻

著者: 山崎 豊子
ナレーター: 和田 麻実子
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このコンテンツについて

フォーク社との虚々実々の交渉の裏で、壹岐は資源に乏しい日本の将来を見据えていた。
腹心の部下・兵頭はイランやリビアに飛び、文化や商習慣の違いに悩まされながらも、国益のため、油田開発の可能性を探る。
一方、フォーク社との交渉は最終段階に至って、ライバル東京商事の暗躍で思いもかけない展開になった。
専務に昇進し、近畿商事ナンバー3となった壹岐の戦いは続いていく・・・。

©1976 (一財)山崎豊子文化財団 (P)2024 ラジオ大阪
アジア 世界文学
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想像を絶する過酷な抑留生活、金と私欲と国益に翻弄されるビジネス闘争、ねたみとそねみにまみれた社内政争。
その中を果敢に進む主人公とそれをとりまく真っ当な人たちを中心として、人間らしい苦しみを伴うものの、どこか安心感をあたえてくれる話が時々に語られる。
それらの話がこの大きな物語を更なる高みに運んでいくように感じる。

2巻と同様のナレーションだが、聴きなれていたせいか2巻を聞いたときほどの不快感は感じなかった。
また、やわかかな面をいくつか描いたこの巻では、女性のナレーションでよかったのかもとも感じた。

大河の中の清涼剤

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敬称略。

山崎豊子の『不毛地帯』第四巻は、企業戦争や国際的な資源争奪戦の背後にある人間の葛藤とドラマを鮮やかに描いた長編小説です。

この巻では、主人公壹岐正がフォーク社との複雑な交渉に挑みつつ、資源に乏しい日本の未来を見据えた戦略的な判断を下す姿が描かれています。

特に、イランやリビアという文化や商習慣が異なる国々での油田開発の可能性を模索する場面は、国際ビジネスにおける困難とその背景にある緊迫感が強調され、物語にリアルな重みを与えています。

壹岐の部下である兵頭の奮闘も印象的です。

異文化の壁や政治的な障害を乗り越えようとする姿勢は、単なるビジネス以上の使命感に満ちており、彼の苦悩や成長がしっかりと描かれています。

一方で、フォーク社との交渉は予期せぬライバル企業、東京商事の暗躍によって激化し、物語に大きな緊張感が生まれます。

この巻のクライマックスは、壹岐が専務に昇進し、近畿商事のナンバー3としてさらに大きな責任を背負いながらも、戦い続ける姿勢が一貫して描かれており、次巻への期待大です。

物語全体を通じて、壹岐の人間的な弱さと強さの両面が描かれ、彼の内面に迫るシーンも多くあります。

壹岐がビジネスだけでなく、国家の未来や部下たちとの関係に深く向き合い、苦悩しながらも前に進む姿は、共感を感じます。

『不毛地帯』第四巻は、スリリングな企業ドラマと深い人間ドラマが見事に融合しており、山崎豊子ならではの重厚なストーリーテリングが際立つ一冊です。

ナレーターの和田麻実子による朗読も、登場人物の感情や物語の緊張感を巧みに表現しており、力強いパフォーマンスが印象的です。

長時間の再生時間にも関わらず、そのドラマティックな語り口は、物語の深みをさらに引き立てているところは秀逸です。

壹岐の壮絶な戦いと国家の未来への挑戦―『不毛地帯』第四巻が描く企業戦争の真実

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今も大きくは変わらないのでしょうが…
日本の高度成長の裏にこんな戦争があったんですねぇ…

戦後のビジネス心理戦

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面白かったです。
いよいよ石油事業への殴り込みの章
駆け引きと決断実施でこれから
更なる波乱の予感を感じつつ次章への
期待が待たれます。

傑作

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後発は地固めもなくゾッとする、強固なスクラムの中に単独で突っ込んでいくなんて、おそろしや

大変だな

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日経のわたしの履歴書に、壱岐のモデルは、
元大本営参謀で、シベリア抑留11年ののち、
日本に帰還後、伊藤忠商事で活躍して、昭和の参謀と言われた実在の人物だと分かった。
生きて帰ったこと自体が奇跡みたいなことなのに、商社マンとして国家的仕事を成し遂げたことは、感銘する。
最後は、どうなるのか。
期待大。

昭和の参謀

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文節の区切りがスムーズではなく、人物像が合わず聞き辛くて内容が入ってこないのが残念でした。

ナレーションが…

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おっさんばかり出てくる作品なので、低音ボイスの方が好ましいです。

面白いが!

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男ばっかり出てくる小説なのに、なぜ女性のナレーターにしたのか?甚だ疑問。途中でナレーターを変えるのは絶対にやめて欲しい。読み方も聞きづらくて困っていたが、速さを1.1倍から1.2倍にしたら、だいぶ聞きやすくなった。誤読があったり、読み直したりしたところは編集で直して欲しい。

ナレーターを変えないで欲しい

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